感情図書館リーダーの増山遊斗です!
第11弾は小宮山剛さんです!
小宮山さんは、椎葉村図書館「ぶん文Bun」を立ち上げ、現在も図書館司書として務めていらっしゃいます。
出会いは、クラファンスタートを告知する投稿をたまたまご覧頂いたことからでした。
「何かお手伝いできるかも....」と呟きを頂いたところから、即座にコンタクトを取らせていただき、物凄いスピード感で多方面からご支援頂いています!
小宮山さんの、全国の図書館を視察し実際に図書館を立ち上げたご経験からアドバイス頂けること、大変心強く思っています。
小宮山さんとは12月20日(水)20時~X(Twitter)のスペースにて対談させていただきます!
凄くワクワクしています!是非皆さんもご参加ください!
◆応援メッセージ◆
「感情図書館」の文字をSNSにてお見かけした時、私たち椎葉村図書館「ぶん文Bun」としても即座に強い共感をおぼえました。なぜなら我々もまた、椎葉村オリジナルの「独自分類」をデザインすることで、本と人々との出会いをコーディネートしようとしている集団であるからです。
公共図書館の分類というのは概ね、全国統一されたNDC(日本十進分類法)という規則に従っています。学問的に整頓された伝統あるルールというのは「どこでも一緒」という便利さやわかりやすさをもたらしてくれるでしょう。
しかしこれは、あくまで大きな図書館や大学図書館などでの話。私たち椎葉村のような秘境の村にあるちいさな図書館の場合、その「便利さ」のせいで隠されてしまう、あるいは輝かなくなってしまうものがあるのです。それはずばり、その土地のその土地によるその土地のための図書館づくり。自分たちだけのサイズの、自分たちだけの場所をずっと先の未来に向けてオリジナルなかたちでデザインしようとするとき「どこでも一緒」のルールは通用しなくなります。
公共施設として、土地の将来を見晴るかす意志や宣言を「本を通じて」表現する。そんなことができる図書館という事業だからこそ、本がある場所の「並べ方」はその土地ならではのものであるべきだと思うのです。
「感情図書館」さんの取り組みにも、まさにそのような意志が感じられます。
「専門家ではない」学生さんである彼らが、様々な状況におかれヘルプを出す(それは往々にして顕在化しない)子どもたちと寄り添う術として「自然なかたちで心のよすがとなる本のディスプレイ」を考えようと悩み抜いている。
「教える」「与える」といった大人目線の、かたちだけの「寄り添い」ではなく、静かで沸々とした自己発見の喜びが長く続くような、そして誰かに声をかけたり・かけられたりすることが難しい子どもたちも自分のペースで体験できる安寧の時を仕組みとしてデザインしようとしている!そうしたデザインを、子どもたちの子どもたちによる子どもたちのための場所を実現するために、今回のクラウドファンディングは動き出したのだと思います。
独自分類型の公共図書館を既につくりあげた私たちにとって、その姿やメッセージには強い共感をおぼえざるを得ませんでした。
ぜひ力になりたい。そんな思いを胸に、まずはこのメッセージを書かせていただいた次第です。「感情図書館」さんの取り組みは、多くの図書館・本のある場所にとっても「本との出会いをデザインする」ための参考になることでしょう。
よろしければ一緒にこの活動を応援し、本がある場所が世界で輝き続けるよう共に手を取り合いませんか?皆さまのご協力をお待ちしております。
椎葉村図書館・小宮山剛