感情図書館の増山遊斗です!
先日、早稲田大学名誉教授の増山均先生、東京家政学院大学准教授の齋藤史夫先生、NPO法人子どもと文化のNPOArt.31の大屋寿朗様と感情図書館について意見を交わすミーティングを実施しました!
先生方からこどもたちを取り巻く現状について伺い、どのようにこどもたちと関わっていくべきか、考えるきっかけとなりました。感情図書館が実現した後も、こどもたちと本とを繋げる役割として、ひとりひとりのこどもたちと向き合っていきます!
お話をいただいた3名の皆様から応援メッセージを頂戴しました!(増山先生は以前、別の報告として掲載させていただきましたので、大屋さんと齋藤先生のメッセージを掲載致します!)
◆大屋さん応援メッセージ◆
子どもが本を手に取る。その本はその子にきっと、未知の世界の入り口を開いてくれる。行ったことのない場所、見たことのない動物や草花、出会ったことのない人々。子どもたちは、短いながらも今までに生きてきた時間の、すべての経験や知識を引っ張り出してきて、初めてのヒト・モノ・コトたちとの出会いを、体験として自らの身体に取り込んでいく。そして、その出会いは、きっと、その子どもの心を揺さぶり、今まで言葉にはならなかった「感情」に名前を与えるでしょう。「喜び」「怒り」「哀しみ」「楽しさ」、「勇気」「友情」「愛」、「恐怖」「嫉妬」「絶望」、そして「安心」「希望」。その出会いのナビゲーターが、「感情図書館」だといいなあと思います。つい今しがた「子ども時代」を通ってきたお兄ちゃんやお姉ちゃんが、自分の実感をもって子どもたちに「本」を語ってあげてください。きっと子どもたちの最高の居場所になるはずです。
NPO法人子どもと文化のNPOArt.31 代表 大屋寿朗
◆齋藤先生応援メッセージ◆
感情図書館のプロジェクトを応援します。
駄菓子屋という子どもたちが気軽に立ち寄れる場所で、ちょっと先輩の大学生が選んだ本にふれあえるとても素敵な試みです。子どもたちが本と出会うことで、明日への希望を持てるようになる、いつか大きな支えになると信じています。
子どもの権利条約31条には、子どもは休んだり、遊んだり、文化的生活と芸術に参加する権利を持っていると定められています。感情図書館は、この権利を実現するために、本を通じて子どもたちの毎日と成長をサポートできると思います。
本を通して、子どもたちは新しい世界や自分を発見し、悩みや不安を解決するヒントを得ることができるでしょう。私は30代でうつ病になったとき、子ども時代に読んだ絵本や児童文学を思い出したり、世界の文学を読むことで助けられました。
子どもたちも今現在の子ども時代だけでなく、人生のどこかでふと本のことを思い出し、読んでみたくなるかもしれません。
感情図書館は、子どもたちの権利を尊重し、子どもたちの幸せを願うプロジェクトです。子どもたちが自分の心に向き合う時間や場所を、十分持てるような場がたくさんできることを願っています。
東京家政学院大学准教授・子どもの権利条約31条の会・『子ども白書』編集委員会事務局長 齋藤史夫