感情図書館の増山です!
西日暮里BOOK APARTMENT管理人であり、ひみつの本屋を運営される田坂さんからメッセージを頂きました!
田坂さんとは、実は谷中の本屋さんで偶然出会いました。そこから、私が無理を言って当日にお話しする機会を頂いたのですが、田坂さんは心優しくお話を聞いて下さいました。
また、話の中で「自己中心的利他」というキーワードがあり、しっかり取り組みを継続させるためにどう運営費を集めていくのか?など、今後を見据えた質問をして頂きました。
田坂さん、お忙しい中、無理なお願いを聞いてくださり、さらにアドバイスまで頂きありがとうございました!
-----応援メッセージ---------
本と子どもと空間と。
普段建築家として活動している僕にとって、本のある空間というのは「考える空間」です。 だれにも邪魔されず、「自分の考えや感情と向き合う時間を作ってくれる場」のような気がします。子どもにだって、そういうちょっと距離の置かれる空間は必要なものです。
また本のある空間は、**「自分の知らない世界がこんなにもたくさんあるのだ」**と、気づかせてくれるのも醍醐味です。未知の世界に飛び込むことができる、そんな場所が少しでも増えると良いのではないでしょうか。
無くてもなんとかなる。でも、あったら何かが起こるかも。
まちを見回してみると、便利なお店は増え生活に困らないようにうまいことできている。一週間出入りしたお店を思い起こしてみると、「コンビニ、飲食店、郵便局、銀行、病院、、、」
必要なもの(需要)が社会を構成するなかで、「なくても困らないもの」は本当に不要なのでしょうか。
まちの中にそうした**「無くてもなんとかなるけど、、、」というものたちの居場所**を作ることは、まちに奥行きを与えるのではないかと僕は思います。
こうして、まちの中の引き出しがまた一つ増え、まちはまた一つ豊かになると思います。
本を贈られた子どもたちは、次の世代に本を贈る大人に。
ここの空間を利用する子どもたちには、将来の可能性が大きく広がると考えています。
小さなことを始めた増山くんのようなひとたちのところに集まる子どもたちは、自分たちでも何かを始める良いお手本が近くにいることに気づくはずです。
ここを利用した子どもたちが、将来大きくなってまた次の世代に本を贈る大人になる。そんな未来が起こる可能性が1%でもあるのであれば、ここをひらく意味があると僕は思います。
西日暮里BOOK APARTMENT 管理人 https://hagiso.com/book-apartment/
ひみつの本屋 代表 https://books.himitsuno.jp/
田坂創一