目の前に広がった跡形もない畑、 水深は2メートルにまで及んでいた。
アブイ村、ボルタ湖のほとりにある私たちの畑は、コミュニティーから少し離れた、草むらの道を歩くこと5分程度に位置していた。
そんな草むらは全てが水の底に沈んでコミュニティを出た瞬間に湖が広がっていた。
「畑があった場所の推移は2メートル以上あるので、船でしかいけない状態だよ」 まさか、つい2ヶ月前に田植えをした畑がこんな状態になるなんて。
跡形もなく消え去った畑。隣にあった住民の畑も全て。みんなの大切な大切な畑が無くなってしまったのだ。
コミュニティ全体が、農業と漁業を中心に生計を立てている。
洪水被害により80%の畑が浸水し、以前まで魚が獲れていた湖も荒れてしまい、彼らの収入源そして食糧は一夜にして無くなってしまった。
畑が再開できるまで1年〜1年半。全員が生き延びる為に、我々は被災地域での緊急食糧支援、医療品提供、就学自立支援スタートに向けこのプロジェクトを進めています。
皆様のお力添えをよろしくお願いいたします。