2024/04/22 17:02
商店街から歩いて5分ほどの距離にある入間川は、
埼玉県飯能市から狭山市を通り、荒川へと続いています。
江戸時代、飯能から材木「西川材」を筏(いかだ)にして、
江戸まで運んでいました。
その途中にある狭山市は、
筏宿として栄え、現在の商店街に発展したと言われています。
入間川七夕まつりは、その頃から行われており、
五穀豊穣や無病息災を願い、
1メートルほどの笹や竹の枝などに短冊などを下げて、
家々の軒下に飾ったそうです。
また、夏の日照りによる干ばつが起こらないように、
雨ごいの祭りとしての意味もあったそうです。
年号が昭和に変わり、通りに面した商店や問屋の人々が、
夏の最も暑いこの時期に、お客さまに日ごろの感謝を込めて、
夕涼みの会を行うため、竹飾りを大きくしたのが、
今日の七夕まつりに発展しました。
次第に全国に知られてくるようになり、
各地の都市でも夏のイベントとして七夕まつりが行われ、
平塚など各地から、飾りの作り方などを学ぶため
多くの人々が狭山に訪れたとのことです。