契約が終わり、工事の打合せも終わった12月。いよいよ工事がスタートします。まずは「和室→洋室」への工事です。ここは本当に「The和室」でした。昭和の匂いが立ち込めている懐かしい感じです。実際、リビングや奥の洋室とは違い、本当に長く使われていなかったようです。ここは木や樹脂をメインとした切削や研磨、塗装等が出来る部屋にします。そのため畳や砂壁等は粉塵等が入り込んだりして掃除等が大変になることから、畳床→クッションフロア・砂壁、天井→クロス張りへと変更します。長押(壁にある柱みたいなやつ)や床の間、木製サッシは、ちょっとだけ和室の名残を残そうかと思ってあえてそのままにしました。(誰ですか?実は予算が…とか言っている中の人は…) 手順としては、まず砂壁の上から石膏ボードを張ります。そのあと、畳を剥がしたところにコンパネを敷き詰めていきます。リビングとつながる部分は別の形に変更するので、そこの壁は一旦剥がしています。この工事に入る前の準備の時に「おー…」と思ったのが…右側写真のリビングです。和室にあった畳は処分してしまうのですが、リビングの床を養生する意味で全部リビングに敷いていたんです。これなら道具も資材も置けるし、ここで作業をしても全く問題なしです。「床板は気を遣うんで、これなら何やっても平気なので作業が楽です!」と工事の方も言われてました。最終的に電気工事が終わる直前まで畳は養生として働いてくれました。そして一つ…決断をしなければならない時がきます。それは古民家から頂いてきた2台の机です。これを2台とも工作室で作業台にするのか、1台は机として使うのか悩んでいたところがあります。しかし…工事が終わるとリビングと元和室は壁で仕切られてしまうので、この部屋から動かすことが出来なくなります(2台ともリビングのドアから出すことは出来ません…)。結論…「2台とも作業台にする!」という訳で、工事の方に仕切られてしまう前に机を移動するようにお願いしました。※なので…次にこれを家から出す時は「解体」しないと出せません(^_^;)そして工事4日目ついに和室とリビングが壁で仕切られます。ボードの陰になっていますが、既にテーブルはこちらに移動されています。リビング側からの写真になりますが、仕切って壁になった部分の上半分は窓になります。これは管理等の問題で、リビング側にいても工作室の様子が確認出来るようにするためです。下見や最初の写真では和室からリビングに向けて撮影した写真がとても広々と見えたので、こうして仕切ってしまうと若干狭くなったように感じるかもしれません。それと、現場監督さんからの提案で、窓の部分のリビング側にカウンターを付けてもらいました。かなりいい感じになったと思います(語彙力)。いや…ほんとにいい感じなんです(力説)。さらに工事5日目壁と天井にクロスを張るための下準備が終わっております。あと、窓の部分に桟が出来てアクリルがはめ込まれました。天井は「目透かし天井」というのでしょうか…その透かしの部分をパテで埋めてクロスを張ることにしています。そして工事6日目この日は機材搬入と日程が重なってしまったのですが、部屋が違うのでそれぞれに作業をしています。ついにクロス・クッションフロアの施工になります。仕上がりは…こうなりました!床は黒くしました。これはある施設の方が(その施設は意図せず黒になったそうです)「黒い床だと落としたものとかが見つけやすいです」と聞いたからです。今回の壁・天井・床の作業なんですが…これを1日で仕上げてるんです。「恐らく2日にわけるんだろうなぁ…」と途中の進捗を見て思っていたのです。で機材搬入が終わった後に私は一旦現場を離れたのですが、その夜にGoProのデータ回収に向かったところ、まだ車もあり灯りもついていたのです。私が行ったのが21時頃でしたので、かなり遅い時間までかかったと思います。12月の忙しい時期だったので、日程的に大変だったのかもしれませんね…本当にありがとうございます。こちらの様子もYouTubeに載せております。https://youtu.be/_UshUUTnk04?si=XEhqAhKGTs8V4GVm「KIKAIの家づくり」の再生リストでこれまでの動画が見られます。