何故 私が「水づくり」にこだわるか?
少しご説明していこうと思います。
鶏は暑さに弱い動物です。
ヒトやほかの動物は「汗腺」があり、
汗をかくことで、熱を逃がすことができますが、
鶏は汗腺がないため汗をかくことができません!
そのため、鶏の体内には熱がたまりやすく、
熱ストレスによりさまざまな異常をきたします。
① 活性酸素の蓄積
鶏に急激な熱ストレスがかかると、
体内で活性酸素が蓄積して、
細胞内のあらゆる反応を阻害して
最悪それが続きますと熱死します。
② 血中pHがアルカリ性に
鶏は汗腺がないため、
開口呼吸で口から体内の熱を逃がします。
その過程で、体内の重炭酸イオンが
二酸化炭素として過剰に排出されてしまいます。
その結果、血中pHがアルカリ性となり、
産卵率の低下、卵殻質の悪化につながり、
最悪それが続きますと熱死します。
暑熱期における水の給与は,
鶏の体温上昇および血中PHのアルカリ化を抑え、
熱死の発生を抑えること出来る大切な手段です。
これって人間でも同じことです。
血中pH値が7.45以上のアルカローシスという状態になると、
しびれや意識障害などの症状が現れ
非常に危険な状態になります。
では、酸性になったらいいのかというと
そうではありません!
酸性に傾く(アシドーシス)と免疫力が低下して、
疲労感や脱力感などといった症状が現れ
さまざまな病気にかかりやすい状態になります。
血中PHは、腎臓の働きによって調整されるのですが
生命活動を維持していくためには、
酸とアルカリのバランスを一定に保つことが、
とても重要なことなのです。
私たちの身体にとって 大切な「水」
摂取する水の質に関して、
それほど大きくはこだわっていない
という方も多いと思います。
しかし、「本当に良い水」には
腎臓・肝臓の働きを活発にして、
有害物質の解毒能力を高める効果があります。
次亜塩素酸ナトリウムで殺菌処理された
「死んだ水」ではなく
森羅万象すべての生命を支える
「生きている水」
それは、自然環境豊かな山の奥
多様な樹々が育む豊かな水源のもたらす水
そんな水源の原水を
サンゴ・備長炭・麦飯石
トルマリン・カキガラなどで
ゆっくりとろ過したものを
鶏さんたちに与えることで
炭酸やミネラル、乳酸菌などの
天然の有用な成分により
より健康で元気でいられる環境づくり
それが何よりも一番大切な基本だからです。