
みなさん おはようございます!
昨日は、朝から冷たい雨と強い風
今までに資材として利用した竹の端材を器にして
大自然へのお供え物?を持って竹林へ行きました。

もとい、お供え物ではなく、土着菌の採取のためです(笑)

竹林内の地面の石を剥がしますと、
白い菌床のコロニーが見られます。

これは放線菌
土壌中に広く分布し生息する細菌の一種で、
カビのように菌糸を形成して増殖する特徴を持つグラム陽性菌
過去に「死に病」とされていた結核の特効薬
ストレプトマイシンはこの菌から作られました。

あくまで1例ですが、医学的にも重要な微生物は
このような大自然のなかに広く生息しています。
麹菌、酵母菌、乳酸菌、納豆菌、枯草菌など
上げればきりがありません。
今回は好気性菌と嫌気性菌それぞれが好む「お供え物」を用意
竹林だけでなく森の中にも、たくさんお供えしてきました(笑)

しばらく1週間ほど放置した後、回収して落ち葉とあわせ
「生命のコロニー」を鶏舎で作っていきます。
前日述べましたが、鳥類は飛ぶために消化器官が短く
腸管の長さが他の動物と比較しても短くなっているため、
腸内細菌の働きには一層気配りしておく必要があります。
飼料の中にはもちろん、環境においても
さまざまな菌を補ってあげる必要があります。

鶏さんの腸内環境が良好ですと、
腸内で菌も増殖、完全に消化された後の糞は、
排出されたら、ものの数分でたい肥へと分解されます。
サルネラ菌・大腸菌・黄色ブドウ球菌・クロストリジウム菌など
人にとっても食中毒の原因となる菌に対しても、
菌のバランスを適切に保ち、病原菌が優位になる状況を防ぎ、
薬剤に頼らない病気の予防が可能になります。
特に、コクシジウム症などの平飼い・放し飼い養鶏で
問題となりやすい疾病に対して、抗体を持つ助けになります。
「生命のコロニー」数千億以上の生命体との共生・共助
自然のサイクルを利用した持続可能な養鶏方法
「完璧な放し飼い養鶏の確立」を23年間ずっと追い続けてます。
「追記」

八幡浜市の支援者さまから、立派な柿を頂きました~!
大好物なんですよね~
ありがとうございました!!
早速地主さんにもおすそ分け(^^♪
妻とはじゃんけんで山分け(笑)



