
みなさん おはようございます!
開拓地の森は今まさに、落ち葉の絨毯です!

土の上に降り積もった落ち葉は、
キノコやカビなどの菌類、ミミズなどの小さな土壌動物が
暮らしやすい環境が作られます。
土壌の生物多様性が高まるほど土壌の機能が高まり、
落ち葉や枯れ木などの有機物が分解され、
利用される循環が促進されていきます。
木を単に資源として利用するだけではなく、
生態系の一部に参加してもらうと捉えれば「お宝の山」

そんな落ち葉をせっせと山にして集めておいては
鶏舎へどんどん運び込んでいます。
鶏さんを飼育しますと、当然ですが糞をします(笑)
もともと鳥類は、飛ぶために体重を軽く保つため、
他の動物と比較して、腸が短くなっているので、
消化時間がとても短くなっています。
その量は1日約140グラム/羽

1グラムあたりの糞の分解には、特定の数種類の微生物ではなく、
数百から数千種類に及ぶ多様な微生物群集が協働しており、
土壌中で分解してもらうとなると、1グラムの土壌中に
10億以上の土壌微生物が必要!!
鶏さんたちの健康や生活していく環境を守るためにも
無数の細菌、菌類(カビ・キノコ)、放線菌、原生動物などに
大活躍してもらう必要がある訳ですね!

犬や猫、鳥などの脊椎動物の消化管に寄生する
微細な寄生虫のコクシジュウム
平飼いや放し飼いの鶏さんにおいても重大な問題で、
下痢や嘔吐、食欲不振などの消化器症状を引き起こし、
免疫力の低いヒナは重症化することがあります。
治療法は動物用医薬品 スルファジメトキシン
長時間作用型のスルホンアミド(サルファ剤)系抗菌薬
一度蔓延してしまえば、徹底消毒したとしても駆逐は困難!
そのために、地面から鶏さんを離してケージで飼育することが
必要となって始まったという歴史があります。
ただし、鶏さんを大量に飼育生産していくためであり、
少羽数で適正な環境を保つことさえ出来れば
鶏さんが「鶏さんらしい生活」を安心して過ごす事が出来ます。

森の中全体が「生命のコロニー」を形成して
鶏さんをやさしく包み込んで守ってくれるような環境づくり
「完璧な放し飼い飼育の確立」を目指す私にとっても
「お宝の山」はなくてはならない大切なものなのです!





