
みなさん、おはようございます!
今、高知県ではまとまった雨が降らず、
「30年に1度」といわれる少雨に見舞われています。
実に27年ぶりに「渇水対策本部」が設置されたとの報道もあり、
気象台の予報では向こう3か月のあいだまとまった雨が見込めないそうです。

開拓地のすぐ下を流れる川も、目に見えて川幅が狭くなり、
水量が減って川底が見え始めています。
しかし、しばらく回復が見込めない以上、
嘆いていても始まりません。
私も腰をどっかり据え、やるべきことをしっかりとやらねば!
そう決意し、水源の山へと向かいました。

ターゲットは取水槽
かつては水が溢れすぎてセメントが固まらず、
深刻な水漏れを抱えたまま運用していた場所です。
本流が完全に干上がった今こそ、「ピンチは最大のチャンス」
強固な貯水槽へと生まれ変わらせるべく、
丁寧にセメントを施工しました。
あれから一昼夜。セメントは乾いているはずですので、
昨日は施工後の重要な工程「あく抜き」作業を行いました。

1. なぜ「あく抜き」が必要なのか?
セメントは、固まる際に化学反応を起こし、
強アルカリ性(pH12〜13程度)の成分である
「水酸化カルシウム」を大量に放出します。
この強アルカリ性を放置するのは危険です。
例えば、魚が好む水質は
中性(pH7前後)から弱アルカリ性(pH8前後)
pH11を超える強アルカリの水では、
魚の皮膚やエラがやけどのような状態になり、
死んでしまいます。
野生動植物を守るためにも、
あく抜きは絶対に行わなければならない工程なのです。
2. 今回採用したあく抜きの方法
薬剤を使わず、
ひたすら水を換える「基本かつ長期戦」の方法を選びました。
注水:水槽に水を満タンに入れます。
放置:通常3日間そのまま放置ですが、毎日入れ替えます。
野生の動植物に少しでも影響を与えたくありません。
排水&洗浄:水を抜き、表面に浮き出た白い粉やヌメリを
タワシでゴシゴシ洗い落とします。
繰り返し:再び水を入れ、毎日入れ替え
これを最低でも1ヶ月、長ければ2〜3ヶ月繰り返します。
通常なら気が遠くなる期間ですが、幸いなことに、
発見した「六根清浄の湧水」と「奇跡の湧水」があります。
補修中のタンクを通さず、直接加圧タンクへ送る
「迂回ルート」を構築したおかげで、
開拓地では水を使用しながら工事を進めることができるのです。
どうせ3か月雨は見込めないのですから、
じっくり、しっかりとやり遂げますよ(笑)

あく抜き作業を終え、ふと上段にある第2貯水槽を見ると、
そこも完全に干上がっていました。
大きなため息が一つ出ましたが、
すぐに気持ちを切り替えました。
「あらたな湧水を探し出さねば!」
私は水源の山の、さらに上を目指して登り始めました。

9.8合目あたりでしょうか?
かなりの急勾配で、四つん這いになり、
木や岩を掴みながらでないと登れない険しい道のりです。
登り続けると、前方に
先人が石垣で築いた古い砂防堰を発見しました!
一体どうやってこの急勾配の場所に
これほど大きな石を運び、築き上げたのか?
先人たちの凄まじい労苦に、
ただただ尊敬と感謝の念が湧き上がります。
その石垣をもっと近くで見ようと足を踏み入れたその時です。
辺りの空気が、一変しました。
凛とした、それでいて清浄な冷たい空気へ!
見回すと、谷の側面には苔がびっしりと生えています。
「水がある!」
直感した私は、一斉に捜索を開始しました。
そして、見つけました!!!!!
海や川、すべての水の原点
山の原水の「最初の1滴」が、ポツン ポツンと!!!
大河も、始まりはたった一滴の水から
その神秘的な「源流」の世界を目の当たりにし、
私は長い間、時間を忘れて見惚れていました。
一滴の水があるということは、
その下には必ず水が溜まっているはず。
それを探し出せば、豊富な水源にたどり着けるはずです!
私の水探しの旅は、まだまだ続きます。




