
~平たんな道のりと、待ち受ける「90度の難関」~
みなさん、おはようございます!
日々コツコツと進めている配管作業ですが、
ついに目標の一つであった「アイサイ橋」まで到達しました!
山の神さまがいらっしゃる神聖な山の奥深くから、
ようやく人間の生活する領域に戻ってきたような、どこかホッとする感覚です。
ここから県道21号線に合流するまでの区間は、
しばらくの間、平たんな道のりが続きます。
これまでの険しい山のルートとは違って上り下りがないため、
配管の摩擦係数などを気にする必要がなく、作業がすいすいと進んでいきます。
とはいえ、油断は大敵です!
ここで気を抜くと、後々「水が出ない!」という
致命的な事態を招きかねません。

順調に進む道だからこそ、
より慎重に丁寧に作業を進めていきます。
そして、県道21号線の合流地点の手前。
ここから配管が「90度」に曲がります。
実は、ここが今回の配管作業の『最大の難関』なのです。
当然ながら、県道の上にパイプを這わせるわけにはいきません。
そこで、かつてこの地を開拓した先人の方々が築き上げた、
石垣の排水溝に沿って県道の下を通していくことにしました。

なぜそのルートを選んだのか?
それは、そこがかつて先人たちも水を通していた「命の道筋」だからです。
昔、ここを通過したパイプが芳井集落へと繋がり、かつての学校へ、
そして今は廃屋や空き地になってしまった家々へと、
人々の暮らしを支える貴重な水を届けていました。
古い古いゼンリンの住宅地図を開くと、そこには「山本商店」の文字。
かつてはバス停もあり、人々の賑やかな営みがあった場所です。
ちなみに、私が現在切り拓いている開拓地は、
その地図には「廃校」と記載されています。
……ん?
よく見ると、集落のみなさんが「アイサイ橋」って呼んでる橋の名前が、
地図上では「あいさつ橋」になってる・・・?
ま・・・いっか(苦笑)

今は廃屋ばかりが目立つ寂しい風景になってしまいましたが、
三原村のこの場所に山の湧き水を再び通すことで、
もう一度息吹を呼び覚ましたい!
「しゅりの森自然農園」という豊かな農園を作り、
5月に迎える予定の300羽の鶏さんたちが元気に走り回る……
そんな、かつてとは違う形でもう一度、
この地に賑やかで温かい風景を取り戻したい!!
そんな強い願いを込めて、パイプを繋いでいきました。

先人たちの想いを感じるこの難所を無事にパイプで通しきれば、
開拓地の鶏舎近くにそびえるご神木まで、あともう少しです!
今日も一日、山の恵みへの感謝を胸に、安全第一で頑張ります!




