
みなさん おはようございます!
しゅりの森の木漏れ日の下。
先月19日にやってきた子どもたちは、今日も元気いっぱいに走り回っています。
ふかふかの土をつついたり、大自然の風を感じたり。
あんなに小さかった子たちが、少しずつ、
でもたくましく成長していく姿を見ていると、
わが子の成長を見守るような温かい気持ちで胸がいっぱいになります。
さて、今日もみなさんに、この子たちの「ごはん」にまつわる、
少しだけ専門的だけどとても大切なお話をさせてください。
私たち人間が、赤ちゃんのミルクから離乳食、
そして大人の食事へと変わっていくように。
鶏の女の子たちも、
成長のステージに合わせて必要な栄養が大きく変わります。
いま彼女たちは、子どもから大人の「レディ」へと成長し、
いよいよ「初めての卵」を産む準備を始める時期を迎えています。
実はこの時、ほんの短い期間にだけ与える
「特別な橋渡しのためのごはん」があるんです。
それが「産卵準備段階用飼料」と呼ばれるものです。
卵の硬い殻を作るためには、とてもたくさんのカルシウムが必要になります。
でも、まだ卵を産んだことのない小さな体に、
急にカルシウムたっぷりのごはんを与えたらどうなるでしょうか?
腸や内臓がびっくりしてしまい、体に大きな負担がかかってしまうのです。
だからこそ、本格的な卵づくりの季節を迎える前に、
少しずつ、少しずつカルシウムの量を増やしていく。
優しく体を慣らしていくための「移行期間」がどうしても必要になります。
それは彼女たちの体が「生命を生み出す体」へと
劇的に変わるための、とてもデリケートで、大切な準備期間なのです。
最近では、大人へ近づいている証拠である
「しゃがみこみ」のポーズを見せてくれる子たちも増えてきました。
その姿に「大きくなったね」と喜びを感じる一方で、
生命を預かる身として「いよいよだな」と気が引き締まる思いです。
彼女たちが、初めての卵を無事に産み落とせるように。
そしてなによりも、その小さな体に決して無理な負担がかからないように。
私は、こうした日々のわずかなサインを見逃さず、
一羽一羽の様子をじっくりと観察しながら、
ごはんの配合を少しずつ切り替えています。
そのため、最近は日々の「体重測定」が欠かせません!
お年頃のレディの体重を毎日量るなんて、とっても失礼ですよね(笑)
でも、彼女たちが元気な卵を産むための、
愛情を込めた健康チェックですのでどうかお許しください。
すべては、この森で、彼女たちが健やかに、
そして自然のままに生命の循環を全うできるように。
これからも初心を忘れることなく、泥臭くも、
ありのままの歩みをお届けしていきます。
どうか引き続き、子どもたちの成長を、
親戚のような温かい目で見守っていただけたら嬉しいです。
それではみなさん、今日もよい一日をお過ごしください。



