
みなさん、おはようございます!
今日も、私がレディたち(まだまだやんちゃな子どもたちですが)に、
毎日届けている「ごはん」のお話をさせてください。
一般に流通している「配合飼料」というものは、
人間で例えるなら、栄養素が完璧に計算された
「サプリメント」のようなものかもしれません。
「誰が育てても、効率よく、安定してたくさん卵を産んでもらえるように」
そう作られた、非常に優れた仕組みです。
しかし、その原料のほとんどは、
遠い海外から長い時間をかけて海を渡ってきたもの。
私自身がこの目で、中身一つひとつについて吟味することは不可能です。
一方で、しゅりの森自然農園の「手作りごはん」は、
家族の健康を心から願って作る「お母さんの手料理」とまったく同じです。
現在、三原村をはじめ、四万十、宿毛、土佐清水、大月など、
私自身が足を運べる範囲で手に入る地元食材を97.8%使用しています。
胸を張って「100%です!」と言い切れないのが、
なんとももどかしいところですが・・・、
100%を目指し続けて毎日試行錯誤の真っ最中です。
先日のような大雨や台風があると、原材料の調達自体が難しくなり、
どうしても地場産の割合が下がってしまう。
大自然を相手にする厳しさも痛感しています。
それでも大切にしたいのは、お米、米ぬか、おから、魚粉など、
どれも「顔の見える地元のみなさん」が丹精込めて作ってくださった
「生命ある食材」であるということ。
そこに化石サンゴや備長炭といった、安心できる「大自然の恵み」を加えています。
しかし、ただ愛情や感覚だけで混ぜ合わせているわけではありません!
この手作りごはんの裏には、若き日に海を渡ったあの頃から30年間、
ずっと現場で泥にまみれながら蓄積してきた
「データ」に基づく、緻密な栄養計算があります。
「地域の素材だけで、いかにして最高の栄養バランスを導き出すか?」
毎日、1羽1羽の体重を量り、顔色や様子を観察する。
思い通りにいかず、
「ごめんな」と子どもたちに謝りながら配合をやり直す日もあります。
一人の生産者として、日々が挑戦と学びの連続です。
市販の飼料と決定的に違うのは、ただ「効率」を食べているのか?
それとも「生命と地域の繋がり」を食べているのか? という点です。
遠くから運ばれる見知らぬ「エサ」ではなく、
自分たちが暮らす地元の風土で育った「食材と大自然の恵み」を食べる。
それが子どもたちの健康で強靭な体を作り、
本当の意味で「血となり肉となる」のです。
そしてそれが、美味しくて元気な「しゅりたま」の生命の源になります。
また、地域のものを積極的に使うことで、
この大好きな地元の経済を少しでも循環させる力になりたい!
そう強く願っています。
5月の半ばにこの森へやってきた300羽の子どもたちも、
ようやく初卵を産み始めました。
毎日、この地元産の手作りごはんを嬉しそうに、夢中で頬張ってくれています。
フォレストレンジ(森の放し飼い)の環境で、木漏れ日を浴び、
風を感じながら、地元のごはんを食べて育つ生命。
そんな彼女たちからお裾分けしてもらうたまごには、
この地域の優しさとエネルギーがギュッと詰まっていくはずです。
市販の配合飼料なら、買ってきた袋を開けてサッとあげるだけで終わり。
正直に言えば、とても簡単で、ずいぶんと楽ができます(笑)
でも、私があえて泥臭く、毎日手間をかけて「手作り」をしているのは、
私の心の根っこにある「理念」が決してそれを許さないからです。
「わが子に食べさせたいものを作り、みなさんに提供する」
目の前の子どもたち(鶏たち)が口にするものは、
めぐり巡って、みなさんの大切なご家族の体の一部になり、
日々の健康を支える、本当の意味で「医食同源」になるものです。
自分の家族に、自信を持って食べさせられないものを、
みなさんにお届けすることは絶対にできません!
大切なみなさんの食卓へ、心から安心して、笑顔で囲めるものだけを届けたい!
だからこそ、私はこれからも迷うことなく、
この「手作りごはん」の道を選び続けます。
今日も「しゅりの森」の澄んだ空気の中、
森羅万象に感謝しながら作業を続けていきます。
いつも温かい応援をいただき、本当にありがとうございます!
それではみなさん、今日もよい一日をお過ごしください。



