
みなさん、おはようございます!
毎日、息が詰まるような過酷な暑さが続いていますね。
そんな中、うちの「はちきん娘」たちが毎日産んでくれる温かい『生命の結晶』。
それを手に取りながら、初出荷に向けて準備を進めている今、
言葉にならないほどの喜びと、深い感謝を噛み締めています。
というのも、鶏たちにとって「卵を産む」ということは、
人間でいうなら「お産」と同じ。
ものすごい体力とエネルギーを使う、
まさに命がけの「大仕事」なのです。
ただでさえ過酷なこの夏の暑さ。
時には産卵の途中で疲弊し、
そのまま生命を落としてしまうことすらあります。

だからこそ!
彼女たちが一番デリケートで神経を使うこの時間を、
いかに「ストレスフリー」で穏やかに過ごさせてあげるか?
そして、激しく消耗した体力を回復させるための
「確実な栄養補給」を、どうやってサポートするか?
それが、とうちゃんである私の何よりも大切な使命であり、
毎日が真剣勝負です。
実は、娘たちにとって朝は大忙しの時間帯。
「どうしてもお気に入りの薄暗い産卵箱
(特に端っこ!)で産みたい」という
女の子たちで、順番待ちの大混雑。
さながら朝の「ラッシュアワー」になります。
しゅりの森自然農園では、
そんな娘たちの生理や自然なリズムに徹底的に寄り添い、
1日のサイクルをこんな風に組み立てています。

【朝2時~4時】今日の献立づくりと調理開始
暑い日が続くせいか、最近食欲が落ちている娘たち
少ない量でもしっかりと栄養補給がとれる献立づくり
地元の厳選素材十数種類をチョイスして調理(配合)
【朝4時半〜5時 夜明け】1回目のごはんと、そっと集卵
娘たちが太陽と共に目覚めた瞬間の
「お腹すいた!」を、まずはしっかりと満たします。
朝一番の涼しい時間に食欲を満たしてあげることで、
産卵箱の順番待ちのイライラを鎮め、
ストレスから仲間をつついてしまうトラブルを未然に防ぐのです。
この時、まだ薄暗いなかで鶏たちを驚かせないよう、
そっと1回目の集卵を行います。
【朝5時半〜9時】ラッシュアワーは「見守る」のみ!
産卵がピークを迎えるこの時間帯、
人間は極力鶏舎に近づきません。
彼女たちが安心して「大仕事」に集中できるよう、
静かな環境を徹底して守り抜きます。
【午前9時〜】ご褒美タイムとメインの集卵
命がけの大仕事を終えた彼女たちへ、労いと暑さ対策を兼ねて
「ひんやりデザート」のプレゼント。
水分の多い葛(くず)や桑、お茶の葉っぱを、
産卵箱から少し離れた場所に吊るします。
「お産」を終えて、体力を使い切った彼女たちにビタミン補給!
みんなが葉っぱに夢中になっている間に、
一切驚かせることなくサッと卵を保護。
ここで全体の7〜8割の卵を静かに回収します。
【19時すぎ 日没前】2回目の給餌と最終集卵
そしてここが、最も重要な「栄養補給」の時間です。
豊かな里や森の自然素材を活かしたこだわりの自家配合飼料を、
「日没前の涼しい時間帯」に「確実に食べきれる量」だけ与えます。
翌朝には、また過酷な「お産」が待っています。
日没前の涼しい間に、夏の暑さに負けない十分な栄養を摂り、
とにかく体力を回復してもらわなくてはなりません!
娘たちがご飯に夢中になっている背後で、
午後産みの卵を残さず回収。
夜間のネズミ対策として餌箱を完全に空っぽにして、
農園の1日は暮れていきます。
ただ機械的に卵を採るのではなく、豊かな環境のなかで、
彼女たちが本来持つ自然なリズムに私たち人間が合わせていく。
それが、健やかな生命を育み、最高に美味しい卵を分けてくれる娘たちへの、
生産者としての感謝と最大の敬意(リスペクト)です。

とはいえ、こうして鶏たちのリズムに全力で合わせているため、
夏のこの時期、とうちゃんは常に睡眠不足です(笑)
でも、少し時間が空くたびにこまめに仮眠をとりながら、
はちきん娘たちのオテンバな姿に目を細め、作業を進めています。
みなさんの食卓にも、この優しくて力強いエネルギーが届きますように!
初出荷まであとわずか!
それでは、今日も素晴らしい一日をお過ごしください!
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