
みなさん、おはようございます!
毎日毎日、秋雨前線の雨が降ったりやんだりのなか、
以前、木と木の間に目印の水糸を張っていた山の斜面に、
太さ3ミリのステンレスワイヤーを
ピンと張り巡らせる作業を行っています。
すべては、愛する「娘たち(鶏たち)」に、
「最高の楽園」をプレゼントするため。
現在、300羽の娘たちは160㎡の鶏舎内で暮らしています。
世間一般では「平飼い」と呼ばれる環境に甘んじています。
もちろん、毎日愛情を込めて大切に育てていますが、
「窮屈な思いをさせてしまっている」という葛藤がありました。
もっと、ふかふかの土を思い切り引っ掻き、森の風を感じ、
木漏れ日の下を自由に駆け回らせてあげたい。
その思いがどうしても抑えきれず、
一気に1,500㎡の広大な森を、
彼女たちの「遊び場」にしようと決意しました。
この新しい楽園で、娘たちの安全を守るために張っている
今回の3ミリのワイヤーは、約630kg〜655kgの重さに耐える、
それなりに頼もしい強度を持っています。
でも……大切な娘たちの命を野生動物から絶対に守り抜くため、
もっと太くて頑丈なワイヤーを使いたかったのが本音です。
それを断念せざるを得なかったのには、
2つの理由がありました。
ひとつは、どうしても越えられなかった「資金的な壁」。
そしてもうひとつは、足場も悪いこの険しい山の斜面へ、
数百キロにもなる重いワイヤーを
「自力で運び上げるのは物理的に困難」だったからです。
理想と現実の狭間で、自分の力不足をもどかしくもありました。
でも、立ち止まってはいられません。
ワイヤーの太さで妥協せざるを得なかった分、
「施工の工夫」と「泥臭い手間」で、
絶対にカバーしてみせると心に誓いました。
仕上がりの防獣ネットの高さは1.8メートル。
ただ張るだけではなく、2メートルのネットを
あえて20センチ分、地面側に折り返します。
動物たちが下から穴を掘って潜り込むのを防ぐため、
がっちりと固定していく予定。
もしここが平らな土地なら、あっという間に終わる作業です。
でも、ここは雨で足元も滑りやすい山の斜面。
おまけに草木が生い茂る大自然のど真ん中です。
行く手を阻む立ち枯れた木や、絡みつく太い弦(つる)を、
鉈(なた)や手のこで1本1本切り倒しながら、少しずつ前へ。
とくに神経をすり減らしているのが、
ネットを張る外側「幅2メートル」の徹底した整備です。
なぜなら、山の動物たちは賢く、
近くの木を伝ってネットの上を乗り越えてくるから。
そして、もし枯れ木が一本でも倒れてワイヤーに直撃すれば、
命綱が切れてしまうかもしれないからです。
資金不足で太いワイヤーを使えなかった分、
こうした「見えないひと手間」には、絶対に妥協できません。
1,500㎡の鬱蒼とした森の中。
正直、思い通りにいかないことばかりで、
雨に濡れ、泥だらけの毎日に
全身が筋肉痛で悲鳴を上げています。
でも、目を閉じれば浮かんでくるんです。
完成したこの森の遊び場で、鶏舎から飛び出した娘たちが、
羽ばたき、走り回り、生き生きと生命を輝かせる姿が!!
その景色を見るためなら、
不思議といくらでも力が湧いてきます。
今日も娘たちのために、安全第一で山仕事に向かいます!
それではみなさん、良い1日をお過ごしください。
いつも見守っていただき、本当にありがとうございます!
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