こんばんは。
短髪にしたら急に気温が下がり始めたので若干後悔している横井まさかずです。
#新年恒例の断髪
今日は事業承継について、指導やフォローアップをされている方の話を伺ってきました。
2025年には倒産する会社が60万社と言われているそうです。
そのうち半数は黒字経営だとか。。。到底見過ごせる話ではないですよね。
僕はその話を聞いている中でどうも違和感を感じた事があったので今日はそれを共有します。
前提として以下表記します。
1.
まず60万社が倒産する可能性があり、仮に半分が黒字なのにも関わらず、後継不在で倒産してしまう、となると30万社は黒字で利益が出て納税ができるのに、それがなくなる可能性がある。
最低限で見積もっても30万人は仕事を失う。(確実にそれ以上)
そして超どんぶり勘定で一人1万円納税していたとして、30億の年間税収が消滅する。
(全員が転職して個人が収める税金は変わらずとも、法人税は消滅します。)
2.
事業継承したい、起業したい、と言う人間はそもそも相対的にマイナー人材。
その中で真剣に考えている人間はさらにマイノリティ。
(社長になったら楽して稼げる脳の人は少なからずいると思います。)
僕が今日伺った団体は人材育成、承継サポート費用として50万円以上(具体額は伏せます。)を最初に受講希望者から徴収しているそうです。育成に関わる内容はとても充実しており、参加費も納得できるものでした。そして本気で社会貢献を考えているとおっしゃっていました。
(評価しているわけでも、批判しているわけでもありません。)
1、2を思い出してください。
・少なくみても30万社がなくなる。
・承継したい人間は少ない。
・参加費のハードルはそこそこ高い。
・本気で社会貢献、後継不在企業の消滅を阻止したい。
......確実に救えないですよね。
どう見積もってもほぼ消滅は確定。
参加費で覚悟や信念を測るのは納得できます。金額が下がれば半端も増えます。管理費もかさみます。ものすごい葛藤の末、活動されているのだなと感じました。
ただ、僕だったら、、、。
間口(参加費)を下げて入りやすくし、育成分母を増やす。
その中で諦めていく方々は必ずいるでしょう。ただ間口を下げた事で、
・能力はありながらも金はない人。(お嫁様に資金管理されている旦那さんは結構いそう。)
・伸び代と期待値は高いけど、金はない人。(若い人材)
こういった方々を育成し、コネクトする事でもっと早くたくさんの会社を救える。
少なからず期待値はあがる。そう思いました。
参加費を下げて運営資金は下がりますけど、承継斡旋した会社の株を譲ってもらえばいいじゃないですか。その方がよっぽど利益見込みは多いと思います。
それを語って資金調達すればいいじゃないですか。この思い投資家には伝わると思います。
本気ってこういう事だと思います。『結局自分が潤ってからあわよくば社会のためか。』
活動してくれるありがたさと人間の現実を見せられた寂しさが入り混じる複雑な気持ち。
俄然燃えてきた今日この頃でした。
なんの進展もない今日の日記みたいになってしまいました。
すいません。なんか悔しかったので共有しました。
また明日、よろしくお願いします。
横井まさかず