ジャージー牛
日本の乳牛の1%にも満たないとても貴重な牛さんです。
ジャージー牛の乳量はホルスタイン1/2〜1/3程しか出ませんが、脂肪分、たんぱく質、ミネラル等の栄養価も高く甘みやコクが感じられます。
身体は小柄なので放牧に向いているそうです。茶毛で大きな瞳が可愛らしいのが印象的でした。子牛は身体も小さくバンビの様でした。
やさしい関係
放牧はエリア決めを順番に放牧する事で均等に草花が育つ様にし、牛達が食べない除草も順番に行う。その際、牛達の食べ方や動き方などを確認し体調管理にも目を配っていると、放牧を案内してくれた野口さんが教えてくれました。
こうして放牧する事で自然の物を牛達が食べ、フンをし、大地が豊かになる、緑が育ち、人はお乳をいただき、森の環境を整え維持する、牛達が暮らやすい環境を作り、健康な牛を育てる、人が牧場を訪れ触れ合う、それぞれが共存し森を一緒に作る。やさしい関係を作ってゆく!っとおっしゃっていました。
この環境で育ったお乳をいただるなんてとても素敵ですよね。
しかも、お乳で四季が感じられるなんて面白いですよね!!
春の成長の早い草は栄養が高く、ビタミンも豊富で牛乳が黄色くなり香りが良くなります。夏は牛が沢山水分をとるので、さっぱりさらっとした味わい。秋になると少しずつ牛乳が濃厚になっていき、冬は乾草などの保存飼料を食べる事が増えるので、牛乳が白っぽくなり脂肪やたんぱく質が高くなります。
低温殺菌
森林ノ牧場では、低温殺菌方法で牛乳を作っています。低温で処理される事で、牛乳の搾りたてに近い風味、コク、ミルク感の味わいが保てるんだそうです。
低温殺菌のソフトは製造、扱う側の管理にも少し手間がかかるので扱っているお店は、まだまだ少ないそうです。
実際にいただいたソフトクリームはチーズの様なコクがありながらも軽い口当たりに後味がとてもスッキリとしていてとても美味しい!!
この後味のキレの良さも低温殺菌ならではの味わいだそうです。
しかも、今回いただいたのはソフトクリームの下に無糖ヨーグルトが入っていて一緒に食べるとより一層さっぱりした味になり、ペロッと食べてしまいました。本当に美味しかった〜
また、季節が変わったらどんな味になるのか凄く楽しみです。
そして、美味しいソフトが ”エコマコーヒー” でも食べれる様になりますよ〜
バターのいとこ
みなさんご存知でしょうか。バターは原材料に使用した牛乳の5%しか作ることが出来ません。その他はなんと90%程が無脂肪乳となってしまいます。。この大量にできてしまう無脂肪乳のやり場があまりないため、酪農家さんはバター作りになかなか積極的になれませんでした。そこでその活用法を考えた末に出来上がったのが、この ”バターのいとこ” なのです。
家まで我慢できずにすぐ食べてしまいました。笑
ワッフル生地の間に甘い無脂肪乳を使ったミルクジャムが挟まっていて外はふわっと中はハチミツの様なシャッリとした食感で美味しかったです。帰って冷蔵庫で冷やして食べてもカリっと感が増して暑い日にはオススメですよ!
Miho
p.s. もうすぐオープン日をお知らせできると思います。お楽しみに!