かごたんをご支援いただきありがとうございます。
クラファンスタートから2週間。
100万円を越えるご支援、そして温かい応援メッセージに大きな力をいただいています。 ありがとうございます。
今回は学校担当ディレクター(キャンプネーム「おかあさん」) からの活動報告をお届けします。
<クエストカップとは>
「クエストカップ2024 全国大会」は「クエストエデュケーション探究学習プログラム」に取り組む中高生がエントリーし、これまでの探求の成果を社会に発信し、ともに学び合う最終発表の場です。
<プロジェクト運営参加のきっかけ>
私は2年前に「クエストカップ」をYouTube配信で拝見し、衝撃を受けました。
ステー ジ上で堂々と発表する中高生たちは、自分たちが創りたい未来を実に生き生きと表現して いたのです。
「自己肯定感の塊だ!」と感じました。
38年間の公立中学校教職員生活(教員・指導主事・教頭・校長)を経験する中で、生徒に身に付けさせたい力「自分で判断する・自分で選ぶ・仲間とともに課題解決へ」を体現している姿がそこにありました。
さらに、チーム内にあふれる信頼感や仲間を互いにリスペクトしている様子、新しい発想 や価値観を根拠をもって伝えている姿などを見て、
「いったい 彼らはどのような学びを受けた人たちなのだろう?」という疑問でいっぱいになりました。 そのタイミングでかごたん事務局(総括プロデューサー)からのお誘いをいただき、教職 退職後、プロジェクトを進めていくための活動に参加し、ワクワク・ドキドキの日々を送ってきました。
<いよいよ全国の舞台へ>
あこがれのステージに我が鹿児島の生徒が出場!!プロジェクトへの協力(挑戦・伴走) をしてくださった企業の皆様・先生方に感謝の思いがあふれました。
今回、地域探究部門「エンジン」 に鹿児島県代表として出場した3チーム(喜入中・帖佐中・吉野東中)。
鹿児島カップの時よりもさらにブラッシュアップされた内容で、鹿児島弁も駆使しつつ、自分たちが考える未来のかごしまを堂々と語ってくれました。
審査員からの評価として「おもしろい企画」「世代を越えて企画に参加するしくみづくり」「地域のやっかいもの(降灰)に注目した素敵な企画」「企業の経営に参画できるような良いアイディア」「アプリでも地域性が出るのは素晴らしい」などの声をいただきました。
審査員グランプリ賞及び生徒投票で選ばれるイノベーター賞は、クラーク記念国際高等学校静岡キャンバス(企画名:自転車LIFE)。準グランプリはさいたま市立植竹中学校(企画 名:Flower 0fTheKing)。多彩なリソースの組み合わせや発想の豊かさ、自信を持った表現力、意外な組み合わせが地域を良くする原動力になることを示した若い力を感じる素晴らしい発表の連続でした。
全国レベルのプレゼンを見た鹿児島の生徒の感想から印象深い言葉を一つだけ紹介します。
「僕は目が覚めました!!」
思わず笑ってしまうほど、実にシンプルな表現。でも彼の人生において、大きな意味を持つ機会だったと感じてくれていることも伝わってきました。
<探究学習経験者のアンケート>
主催している「教育と探求社」が探求学習経験者に対して10年後のアンケート調査をまとめています。タイトルは「実社会で生きる探求の力」です。
「探究学習が生きている」と答えた人たちが身についたと答えた能力や事柄を紹介すると、
〇他の人との協調性
〇対話の能力
〇批判的思考力
〇コミュニケーション能力
〇問題解決 能力
〇チャレンジ能力など。
現実社会をテーマに学ぶからこそ未来に効いてくるというまとめも印象的です。
<さいごに>
かごしまの子どもたちに「探究学習」での学びを届けることは、彼らのアイディアや発想を引きだすこと、やがて社会の担い手になったとき主体的に課題を解決できる人の育成= かごしまの豊かな未来を拓くことにつながるものです。
参画企業の方々は、教室の中で企業としての教育力や資源を活用しつつ、生徒と共に未来 を考えてくださっています。教室の外からもみなさまの支援の輪がさらに広がりますよう、 ご理解・ご協力をお願いいたします。