こんばんわ。黒川です。この日は初めてのロケハンでした。ロケハンとは、撮影場所の下見で、どんなふうに俳優が動き、どこから撮るか、画を考えます。大きな映画に比べるととても小さい座ぐみではあります。しかし、スタッフ一人一人がこの作品に全力で向き合い、一つの作品を作っていく。それは作品の座ぐみの大小は関係ありません。自主映画は予算が潤沢ではない。もちろん予算はあった方がいいんですけど・・・。だけど、その中でできる事を考える。自主映画と呼ばれるものは、作るだけでも、とても難しいのです。それはお金もそうですが、同じ気持ちの志を持った仲間と巡り会えるかや、公開した後にどれだけスタッフに還元できるかなど、さまざまな思いを抱えて作品を作っています。作ることも大変ですが、作った後はもっともっと大変です。そもそも短編映画を映画館で上映すること自体がとてもハードルが高いのです。映画館で上映できる喜びはありますが、お客さんに見てもらえて初めて評価される。お客さんが入らないと、次回作を作ってももう上映してもらえないかもしれない・・・という怖さも同時にあります。そんな不安もありますが、気持ちを届けたい!その一心で今は進んでいます。ご支援いただいたみなさま、ありがとうございます!最後まで一緒に伴走して頂けると嬉しいです。やるぞ!!
こんばんは。クラウドファンディングもあと35日となりました。日々少しづつご支援の輪が広がっていることに、心から感謝致します。今回は『主演の合田さんのことをもっと知ってほしい!』と思い・・・合田さんのこれまでの活動、ご出演の一部をここに貼らせて頂きます。結婚するためには健康な臓器を取らなければいけないおとなりさんはなやんでる。トップ画像のこの写真はもともと俳優ではなく演技が初めての合田さんの撮影前に数回行った稽古の時の一コマです。合田さんは、素直に真面目に真っすぐにお芝居に取り組んでくれました。その姿はきっと全ての物事に通じているのだと思います。これまで、合田さんが様々な困難に直面したときもきっと真っすぐに向き合い、自分なりの答えを導いてこられたんだと瞳を見ればわかります。皆様にも、少しでも、伝わりますように。
こんばんわ。黒川です。みなさま、ご支援頂き、ありがとうございます!今日は演技指導について書こうと思います。合田さんが主人公に決まった時に、演技レッスンを何度か行いました。秋吉さんと3人で台本を読み、ここはこういう気持ちですとか、逆にこれを読んでどういう気持ちになりますか?とか、役作りも一緒に行いました。でも、私の中では翔太という役よりも、合田さんでいて欲しいとお願いしました。それは彼がこの作品の中で生きる事が、作品のためになると思ったからです。このセリフを言ったら、合田さんはどんな気持ちになりますか?と聞き、セリフを変えたり、調整した部分がたくさんあります。秋吉さんと一緒に掛け合いで芝居をすることで、合田さんもこうしたい!とか、こういう気持ちになりますというのを感じることができたんじゃないかなと思います。お芝居はセリフを喋っている人も大切ですが、受け取る方はもっと大事だと私は思います。相手を受け入れること。それが良い芝居につながっていくのではないかなと。なんて偉そうなことを言いますが、とっても難しいです笑合田さんの素直さがお芝居にはたくさん反映されていると思います。そこも楽しみにしていてくださいね^^
みなさんこんばんは!ご支援、コメントありがとうございます!!今回は俳優として・・・今まで作品ができるまでの出来事を振り返ってみたいと思います。今回頂いた役柄は今まで演じてきた中でも、一番のハマり役かも?しれません。等身大の私で一番自然体で居られた役でした。この作品に俳優部としても関わる事が出来たことで、当事者で主人公の合田貴将(ゴウダ タカユキ)さんと休憩中にたくさん話すことができました。私が自然とできて当たり前のこと、躊躇なくできていることが合田さんはずっと実行できなかったことだったり、悩みの種になっていたり。そういうことがきっと世の中には溢れているんだろうなと思いました。私のように直接的でなくても、ジェンダーの方々のことを知るきっかけにこの映画がなれたらいいなと思います。
こんばんわ。黒川です。オーディションの時の事を少し書こうと思います。去年の今頃・・・X(旧ツイッター)にて役柄を募集しました。トランスジェンダー役をトランスジェンダー当事者にお願いしたくて、一般公募をしました。初めは応募が来るのか不安でしたが、15名ほどの当事者の方からエントリーを頂きました。そして今回決めていたのは、演技未経験でもいいという点。それは、芝居力の問題ではなく、人としてこの作品に関わって欲しいと思ったからです。オーディションの際に全てのトランスジェンダーの方から、過去に辛かった話や嬉しかった話を聞きました。カミングアウトやご両親のお話まで。もちろん、了解を得てお聞きしました。その人の人となりがわかるように、色々なお話をさせて頂きました。それぞれの人生があり、それぞれのドラマがあり、そこには間違いなく懸命に生きている人がいると思いました。そして、やはり当事者にしかわからないこともたくさんありました。そこで改めて当事者でやる意味を感じました。そのほかの役も、オファーをかけた方もいますが、基本的にはオーディションを行い決定しました。合計500名ほどの方から応募を頂き、びっくりしました。書類の中から選ぶのはとても大変でしたが、皆さんのお芝居がとても素敵で、最後の最後まで秋吉さんとたくさん悩みました。オーディションではたくさんの方と出会うことができ、本当に良い機会でした。そして、選ばせて頂いた役者さんはみんな真摯に作品と向き合って下さり、良い作品になりました。そんな作品をぜひ劇場でご覧頂きたい。劇場でお待ちしています。