[ ご挨拶]
ページをご覧いただきありがとうございます。渡真利泰洋と申します。
私は沖縄県宮古島出身の料理人でして、2022年4月まで、宮古島よりさらに橋を渡った伊良部島にあるヴィラ「紺碧the villa all suite」内のレストラン「エタデスプリ」でシェフを務めておりました。
現在は、新たな夢への一歩を踏み出し、独立して自分のレストランを立ち上げる準備を進めています。
私の料理人生は、フランス料理をベースにしていましたが、あるインド人シェフとの出会いがきっかけで、私の料理の道は大きく変わりました。それ以来、沖縄の失われつつある食文化を再興し、新たなスタイル「琉球ガストロノミー」を確立することを目指しています。
この新しい挑戦には、皆様のご支援が不可欠です。沖縄の豊かな食文化を共有できる場を創出するために、ご支援をお願い申し上げます。
『島から世界へ』が現実味を帯びてきた。
2024年1月末にスペインマドリードで開催される
世界料理学会【マドリードフュージョン】の出場が決まりました。
日本人で唯一という事ですので、日本代表と言っても間違いではないでしょう。
「なぜ君が??」という声が聞こえてきていますが、ご心配いなく。
「一番私が思ってます」
しかし、この機会を最大限に活かし、この舞台に繋いでくれた仲間達や推薦して頂いた恩人の山本さんが誇りに感じてもらえるよう、心を込めて取り組んでいきます。
【”OKINAWA”の食文化とは何か】
皆さんは、かつての琉球が江戸時代の徳川幕府よりも長く独立国として存在していたことをご存じでしょうか。
江戸時代に鎖国をしていた日本本土と異なり、琉球は地政学的に非常に重要な位置にあり、常に戦争の脅威にさらされていました。しかし、武力を持たない琉球の人々は、450年もの長きにわたり国を守り続けたのです。
その秘訣の一つは中間貿易と言われてます。
戦略的な位置を活かして自らリスクを取り、そして貿易のハブとなり、自国のポジションを守り抜き、重要な役割を果たしました。
そして、もう一つ重要なのが「食文化とおもてなし」による外交です。特に、外交において中心的な役割を果たしたのが「泡盛」です。
当時、欧米や中国も驚くほどの美酒とされていたと推測される泡盛は、情熱と犠牲の中で生まれました。
第二次世界大戦で一度失われた泡盛はかつて、一国を守ったお酒だったのです。
私は今回泡盛を単体では無く、"美食"とセットで世界のカンファレンスで発表し、その豊かな文化と歴史を世界に広めたいと思います。
「オトーリ」から「OT-RI」へ
「オトーリ」というのは宮古島の伝統的なお酒の飲み方です。
近年批判にさらされる事が少なく無いオトーリですが、良し悪しは置いておいて、
宮古島を象徴する“食文化“である事は間違いないはずです。
そもそもオトーリというのは、少ないお酒を皆で平等に分け与えた事から始まったように、オトーリの本質はお酒を沢山飲む事では無く「シェアの心」にある。
喜びや、楽しさをシェアし、コミュニティを大きくする事が目的だったように思います。
私たちエタデスプリでは、特別なゲストが訪れた際、彼らを地元の居酒屋に招き、オトーリを体験してもらっています。(ノンアルコール可)
これはガストロノミーツーリズム(食文化体験ツアー)の側面もあり、参加者からは常に高い評価を得ています。
今回、私たちは世界のステージで「オトーリ」を紹介する機会を得ました。未知の地での展開が楽しみであり、この伝統文化を国際的に広めることで、宮古島の魅力を世界に伝えたいと考えています。
レストランでも食事はオトーリから始まる。
【応援者からのメッセージ】
マドリードフュージョン(世界料理学会)にて新たな「琉球ガストロノミー」を掲げ登壇する、渡真利シェフ。
琉球から沖縄への歴史もさまざまで、その時代、時代の政(まつりごと)のなか、多くのひとが行き交い、生活や環境の変化を繰り返してきたなかで形成されてきた日々の営み。
そのなかに食があり、その土地の食文化となっています。
そして「美食」というのはその際たるものであり、特に外交など、おもてなしと言われる行事であり儀式のなかに組み込まれた、相手へ心を尽くすという行いに不可欠なもの。
スペインはマドリッドまで、泡盛片手に宮古、さらには沖縄、はたまた日本を代表した彼の心を尽くした美食とプレゼンテーションが喝采を浴びることを信じて、心からの応援メッセージを送らせていただきます。
「ぐすーよー、かりーさびら!(皆様、乾杯しましょう!)」
BACAR OKINAWA
仲村 大輔
【資金の使い道について】
私たちのプロジェクトでは、沖縄の豊かな食文化と日本の奥深い文化を世界に伝えるためのデモンストレーション動画の製作に資金を使用します。プレゼンテーションに自信はありませんし、英語も話せませんが、それを補うために、言葉を超えたコミュニケーションを可能にする動画に力を入れることを決めました。
このため、私たちはトップクラスのクリエイターに協力を依頼し、質の高い動画制作を目指しています。私たちの情熱と沖縄の文化の魅力を、視覚的にも魅力的な形で伝えることに全力を尽くします。
皆様のご支援が、この重要なプロジェクトを実現させるための鍵です。どうか私たちの取り組みにご理解いただき、応援をお願いいたします。
【リターンについて】
私たちのレストランはまだ開業準備中でして、そのため料理のリターンは多く用意することはできません。
しかし、レストランを目的に宮古島に来てくれた方々に島の魅力を最大限に伝えるべく、かねてより構想していた“ガストロノミーツーリズム“を提案させて頂きました。
こちらはローカルレストランの延長として可能性を感じてる事業ですのでお楽しみいただけたらと思います。
さらに、昨年オープンした「フルーツクイチャー」からは、私の父が愛情を込めて育てた、香り高いプレミアムマンゴーと新鮮なマンゴージュースをご提供します。この機会に、南国特有の豊かな味と香りをご堪能ください。
【実施スケジュール】
この度、マドリードフュージョンへの登壇が決定しましたが、その準備には多くの挑戦が伴っています。
登壇が決定したのは比較的最近のこと(昨年11月)で、そのため資金調達(クラウドファンディング)と映像コンテンツ制作のスケジュールが一致しない状況に直面しています。このような状況を受け、制作作業を先行して進めることにしました。
映像は登壇までには必ず完成いたします。
【最後に】
このクラウドファンディングのページを最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。エタデスプリを閉幕してから早一年半が経ちました。私たちは大きな目標を達成するため、一時的に歩みを止め、新たな方向へと進んできました。この決断は料理人としてだけでなく、人としても成長する大切な一歩でした。現実は常に理想とは異なりますが、私たちは夢への道を歩み続けています。
皆さんが心待ちにしてくださっている「第二章」については、少し待ち時間が長くなってしまい申し訳ありません。しかし、妥協せずに最高のレストランを作り上げるために、もう少し時間をいただきたいと思います。
このたび、素晴らしい機会をいただき、私たちの夢に向かう新たな一歩を踏み出せることを、心より感謝申し上げます。
沖縄の食の多様性と独自性は、世界の料理学界で高く評価されるに値するものです。その素晴らしい文化を、私たちの手で世界に広めるための一助となるよう、皆様のご支援を心よりお願いいたします。
このクラウドファンディングを通じて、沖縄の食文化の素晴らしさを世界に届ける旅に、ぜひご一緒に参加してください。あなたのご支援が、私たちの夢を実現する力となります。引き続きのご支援、ご声援を心よりお待ちしております。
エタデスプリ
代表 渡真利 泰洋
Instagramで進捗を更新して参りますので、是非
フォローもお願いいたします。
https://www.instagram.com/tomariyasu_ede?igsh=MXB2M2pldjgweGxheg==
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