志賀理和氣神社鎮守の杜再生プロジェクトにご支援くださり誠にありがとうございます。
以前も載せましたが、旧境内を飛び交っていたアオハダトンボです。
他にもオニヤンマ、ムカシヤンマ、アキアカネなども見られましたが、このトンボは特に多く見ることができました。
オスは藍色から緑色に輝く姿となります。
メスは翅の先端に白い斑点が見られます。
緩やかな動きと非常に綺麗な姿をしており、私にとっては旧境内を象徴する生き物のひとつです。
水の綺麗な場所にしか生息しない種で、このトンボが志賀理和氣神社で飛び交う景色を見られることを願っています。
虫が苦手な方もおられるかと思いますが、生態系には欠かすことのできない大切な存在でもあります。
生きとし生けるものには、それぞれに自身にもわからない役割があり、自然の一部として歴史の1ページを刻みます。
我々人間にも、人生の中で何かに関わりをもつ時間には限りがあります。しかし、今この時を生きたからこそ出来ることがあり、皆様にとって当神社植樹へのご支援もその一つであると思われます。
皆様のおかげで植えられた木は植樹祭を始まりとして緑豊かな森へと成長することでしょう。
その森には、当プロジェクトにご支援くださった方々の思いが宿り、季節の循環とともに悠久の歴史を歩むのです。
将来の生命溢れる森を、今を生きる我々の手で共に作り育ててまいりましょう。
引き続きお力添えをいただきますようお願い申し上げます。
志賀理和氣神社宮司 田村寛仁