おはようございます

img谷口です

スイッチング配信の終了まで２週間となりました！！！

あっという間！！！

あと２週間しか広げられない！！！

皆様、何卒よろしくお願い致します。

配信チケットはもちろん

お知り合いにプレゼントできるプレゼントチケットも

というのも、観劇も配信も当事者向けの商品ばかりじゃなくて

誰かにプレゼントしたい方がいるかもしれないと思ったのが最初です

配信チケットを買えない中学生や

あまりその世界を知らない高校などの若い人たちに

気軽に演劇を届けられる時代

それが配信の目的でもあります

ぜひぜひ親戚の方にでも笑

さて、そんな２週間前となった本日

過去作品の「ありのままに生きろ。今」を無料公開しました！！！

関係各位のご協力の上

16名のあり今2024が

過去の出演者にも乗船していただきました。

「ありのままに生きろ。今」初演版 齋藤彩夏ver 

https://youtu.be/FvmHnfvzIhg 

「ありのままに生きろ。今」リモート版 千秋楽 

https://youtu.be/41j0XWXZkac 

【配信期間】 5/19(土) 24:00 ～ 6/2(日) 23:59

さてここではそれぞれについて少し触れます

初演版「ありのままに生きろ。今」2019年1月上演

img本公演の2作品目

2018年の3月に旗揚げ、6月にコラボ公演を行い、そこから半年後の公演

2017年の12月に選ばれる立場の多い俳優の身として

どうして自分は選ばれないんだろう

というモヤモヤから、選ぶ人、選ばれる人の群像劇を作ろうと思い立ちましてそこから2年後に作品になるのです

当初は複数主人公の物語を久しぶりにやりたかったということもあり、

５つの時代の主人公を軸として

そして初めて、登場人物の設定を細かく作るという創作方法にも挑戦してみました

谷口の好きな脚本家さんがそういう作り方をしているので、

まずは真似してみようと言うところからです

まあこれがハマるわけです

人物設定表を書くと、登場人物の気持ちで言葉が出てきて、行動を考えられる

いかに今までが作家の都合、こっちのやりたいことだけで

ストーリー優先で作っていたのかをまざまざ知ることになるのです

今作は登場人物自身の言葉、行動と

本音と建前を意識しました

だいたいが本心ではなく、心ではこう思ってるけど、実際に言葉に出てくるのは

みたいなイメージです

本作の主人公のしおりは本当に本心が見えない子なんですが、

この子のベースというか考えてることとかは知っているのでなるべくそれを書かず、

それで最後の履歴書で初めてわかる

そんな感じにしたのです

これも本人が語るより、図らずも履歴書というものが、本人じゃない第三者から

薫の元にというところに、日常の小さな物語を集約したのです

2024年の再演版との違いはとても多いです

登場人物も違うところがあったり（谷口の演じるコンビニの副店長とかいない笑）

セリフもほとんどが違ったり

でも同じようなシーンや、変わらないセリフなどもありました

稽古の時はパイプ椅子の配置

年末年始の稽古期間だったので、インフルエンザに気をつけようなど

また主演の那海が決まったのが小屋入り10日前など

まあバタバタで反省も多い作品でした

ですが、先のように人物表や日常の描き方など

imgの方向性も決まった作品でした

今では役者を辞め別の道に進んでいる人や、

まだまだ一緒にやってる人などバラエティ豊かなメンバーです

千夏や大津、久美子などは見た目の印象変わらずですね

リモート版「ありのままに生きろ。今」2021年5月

コロナ禍、imgは2020年5月から一年間リモートでの作品作りを始めました

2020年6月頃から緊急事態宣言も終わり、劇場の灯を消すなということで

劇場公演をし続けるという方針の団体が多かった中、

imgは今作れるものを作るに振りました

まあ周りにはそういう人がほとんどおらず、なんか変わってることしてるな

って感じだったと思います

その集大成がこの公演

フルリモートで誰とも会わずに

ZOOMで、生配信で上演する

初めてのことだらけでした

機材を送ったり

衣装、小道具をアマゾンで送ったり

遠隔で指示しながらビジュアル撮影をしたり

遅延のある中稽古を行い、バーチャル背景などリモートでできることを試して

7日間連日21時の開演でした

初日にネットがなくなったキャストがスマホで急遽ZOOMに入ってなんとか終わらせたりと

オンラインならではのトラブルもありつつ

ショーマストゴーオンの言葉の如く

どんなことがあっても公演を行う

その精神は劇場での公演と変わらなかった

待機スペースではないけれど、画面を切っている間

他のチームのお芝居を画面で見る環境は、今とあまり変わっていないのかもしれない

当時2021年1月にクラブハウスが話題になって

画面版クラブハウスみたいな設定や

バーチャル背景での場所移動

デジタルの中、アナログのアイデアで生で効果音を流したり

オープニングの演出を考えたり

制限のある中だからこそ作れた作品です

物語の終盤

画面が暗くなるところがあります

そこはスマホで、タブレット端末で見て欲しいです

これが画面で見るあり今の演出

見る人と、しおりが一緒になる瞬間です

これお風呂で思いついたんだなあ笑

この公演があったから、遠く福岡で活動していたじーなさんや

当時これが初めての現場となった青木陽菜さんなど

出会いがありました

コロナがなければ

そんな想像は演劇界の誰もが思うことなのかもしれない

でも過去はもちろん変えられないし、

当時この現実を受け止めなければならなかった

中止で大打撃のあった人

助成金でなんとかしのいだ人

夢を諦めざるを得なかった人

たくさんいました

そんな中で、リモートで作品に挑戦したことに後悔はないです。今のなってはね

短編作品をたくさんリモートで作ったからこそ長編のあり今リモートができたこと

初の生配信中編作品を上演して、そこで今やimgのレギュラーとなってる今出舞に出会ったこと

イメパというイベントで初めての人と共に、毎月楽しいことを届けられたこと

どれも宝物です

過去があるから今がある

初演版もリモート版も

今の自分からしたらまだまだ若いし、甘いし、不完全な場面もある

でもこの五年間の間があったからこそ

あり今2024が出来たと思いますので、

初演→リモート→2024

この創作過程をこの２週間の間

楽しんでもらえたらと思います

感想、ぜひぜひ載せてくださいね！

img
谷口航季