2024/04/17 06:34
今治市は2005年1月の合併に伴い、世界でも類を見ない海事産業(海運業・造船業・舶用工業)が集積する「海事都市」が誕生しました。
「日本最大の海事都市」と呼ばれる理由は、圏域(今治市及び越智郡)に点在していた海事産業が合併によりひとつの行政区域に組み込まれ、産業集積、生産(数・量)の多くが全国一となったからです。
特に、「今治オーナー」と呼ばれる外航船主の集積は、北欧・香港・ピレウス(ギリシャ)と並んで世界の四大船主と言われ、更に全国屈指の造船業を加えた海事産業の集積都市は、世界的にも例がないと言われています。
これらの特長のうち、外航海運については、国内の外航船3,663隻の約30%を占める約1,100隻を市内の船主が保有していると言われています。一方、圏域内の内航海運の船腹量は、国内の約5%、海運王国愛媛の中でも約50%のシェアを占めており、外航船舶の保有隻数や内航の船腹量からいっても日本一の座を誇ります(2021年度実績)。