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皆様、いつもCBBを応援して下さり、ありがとうございます。
本日は、CBBスクールでの取り組み【先生ノート】についてご紹介したいと思います。
「リダの日本語の授業を受けている生徒が一番日本語を話せる気がする。」
それは、日本人スタッフミーティングで話していたときに出た意見でした。
リダ、ネアット、パンニャーをはじめとし、多くのカンボジア人スタッフが先生として活躍しているCBBスクール。
ソムナンの「あれ、これ、それ」のイラストを用いた教え方や、パンニャーのABCクイズ、ネアットの文法の説明の丁寧さなど、先生ごとにたくさんの工夫があり、私もみんなの授業を見るのは大好きです。
その中でも注目したのが、スクールにきて1年が経過したリダの教え方。
リダのクラスの生徒は、小学生~中学生の子どもたちでも、飽きずに毎日勉強し、メキメキと日本語力を上げていきます。
一体どんな秘密があったのでしょうか。
① 1日4つ、新しいことばをおしえる。
② その4つの例文をおしえる。
③ 一週間に1度、生徒のノートをみて、単語クイズをする。忘れていた単語は、黒板に書いて、ノートに書かせる。
このインプットとアウトプットが絶妙に入った授業内容。
そしてリダは、生徒1人1人のレベルを把握していて、個人にあった問題や授業内容を考えています。
そして、一番の秘訣は「自分のノートが一番のテキスト」ということでしょうか。
リダはみんなの日本語などのテキストを使わず、自分が1年間勉強してきたノートを見て、毎日日本語の授業に臨んでいます。
そして、よく会話に使う単語を選んでいるせいか、リダのクラスの生徒は色々日本語で話しかけてきます。
「あなたはきれいですね。」
「こいびとははんさむですか。」
クスッと笑ってしまう文章がたくさん。生徒たちも楽しんで日本語を勉強しているようです。
そんな授業を他の先生たちにもしてほしい!
そんな思いで始めたのが先生ノートです。
先生ノートには、
① 生徒の名簿・出席
② その日教えたこと
③ しゅくだい
④ 明日は何を教えるか
を書いてもらうものです。
クラスごとの進捗もわかり、生徒の出席状況、そして先生たちの教え方が一目でわかります。
なんだか、先生たちの自覚も前より芽生え、ここの言葉を生徒が理解しなかった、、など、相談もしてきてくれるようになりました。
(ちなみに、4月に実行した際は、ノートづくりを先生たち個人に任せたところ、先生たちがノートを持っていないということで続かなかったので、今回はしっかりしたノートを買いました。「かっこいい!」と先生にも生徒たちにも評判です!)
このノートをもとにカリキュラムを作ったり、先生ミーティングを開き、どう教えれば生徒の能力が上がるのかをスタッフで話し合えたらと思っています。
いかがでしたでしょうか。
今は始めたばかりですが、まずはスタッフの先生の自覚からつくりあげていきたいと思います。