2024/01/26 17:05
本日も引き続き、『地球を翔けた異風者 古賀武夫伝』より、いのちのまつりについて書かれた部分を抜粋してご紹介いたします。
第十八章 いのちのまつり
商業出版へ
同社から出版することが決まった数日後、武夫と一壽は、伊豆の手引きで高田馬場にある会社を訪ねて行った。武夫はいつもの作務衣に風呂敷包みという出で立ちだった。
武夫は会社に着くなり、受付の女性に「ちょっとトイレば借りますけん」といって場を離れた。数分後、紋付き袴姿で現れた。最初が肝心やけん、ピシッと決めんば。
「社長、変な人たちがこられました」
受付の女性が声を潜めてそう取り次ぐのを、入口に立っていた一壽は、顔から火がでる思いで見ていた。
『地球を翔けた異風者 古賀武夫伝』p280
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