本日、無事クラウドファンディングの目標を達成いたしました!
これもひとえに応援してくださった皆様のおかげです。達成後もまだまだ支援が続いており、余剰資金として今後の活動にとても心強い支えとなっております。
本日も祖父にゆかりがある岐宿(きしゅく)に伝わる伝説を紹介したいと思います。
岐宿城岳(しろたけ)には今から約600年前、五島の殿様が城を築いたので「城岳」という呼び名がついたそうです。
この城岳の周囲にはシカやイノシシ、うさぎ、キジ、山鳥などが多く、歴代の殿様が良く狩に来たという記録も残されています。
この城岳の八合目あたりに平地がありますが、昔はここを武者だまりと言って、武士たちの集合場所に使っていました。
その頃は殿様も含めて戦がない時はふもとにいて農業を行い、いざ戦いとなったとき、武装して武者だまりに集まったとされております。
そのならばしが明治、大正まで続き、年に一回、金福寺の大釣鐘を合図に村中から城岳の武者だまりまで駆け上る「山駆け」が行われました。
この山駆けは、道でも山中でも自分の好きなところを自由に走っていいようになっており、この協議で一番になることが最も栄誉あることだったと伝えられております。
いつごろからかその風習もなくなり、一時期は運動場としてほかの運動競技も行われていましたが町に小学校の運動場ができてからは使われなくなり、現在は登山、観光客のための駐車場となっています。