怒涛の1月が終わった。BRICKSのリハが始まって一か月。この一か月で40分近いダンス、アクションなどの身体表現をA、B両チームに振付けした。我ながらとんでもないスピードで教えた。特に毎週土曜のリハは13時から21時ごろまで、一時間毎にスケジュールを組んでほぼ休みなしで、振付を入れまくった。時間を無駄にしてはならない。限られた時間でみんなに覚えてもらわなければならない。舞台は遊びではない。舞台は思い出作りの場所ではない。ただ朦朧としながらも作り上げた作品で、笑いころげてしまったり、何度も泣いてしまうシーンがあった。そして休憩時間になると、演者たちがいつも助け合いながら振付を自分のものにしていこうとしていた。さていよいよ芝居稽古が始まる。遊びではないし、思い出作りの場所ではないが、心揺さぶれる稽古が待っているだろう。そしてそんな僕たちを是非サポートして頂けたら嬉しいです。(執筆)プロジェクトオーナーBRICKS脚本・演出・プロデュース加世田 剛
加世田氏を知ったのは、10年ほど前のことです。小さなダンスバトルのイベントでした。近所のコミュニティスペースで行われたイベントに私は幼い娘二人を連れて見に行ったのです。1on1でダンスを披露して拍手が多かったほうが勝ち! みたいなそういうイベントでした。いろんな人が出ていて、それぞれのパフォーマンスを楽しみながら、なんだか熱くなりました。( え... かっこいい、、、、!!! )その中でひときわ、私は加世田氏と横山真希さん(BRICKS Bキャスト主演)のパフォーマンスに惹きつけられて、その1週間後に、文字通り走って観に行ったのです。両国のシアターXカイで上演された加世田氏プロデュースSPINNIN RONINの舞台。『ROKKA ZAMURAI』↓↓↓この時の衝撃と感動は、うまく言葉にできません。当時の、ザ・ワンオペ育児をしていた私にとって娘2人を置いて、夜に外出するっていうのは、まあまあハードルが高いことで。そんなに仲良くしてるわけでもないママ仲間に、子供達を預かってもらいました。そうしてでも、行かずにはいられなかった。よく分からないけど、行かなきゃ!って思わせるものがあったんです。加世田作品の中に。だから、走って両国に行きました。駅から徒歩3分と書かれているシアターΧカイまでが、とてつもなく遠く感じられました。その夜のことは、鮮明に覚えています。役者さん達が皆んな、イキイキしていて(有名な某劇団よりもずっと)選曲もカッコよくて…その舞台はセリフがないのに2時間近く。エネルギーに満ち溢れていました。そうしてそれ以来、加世田作品を観続けてきて10年が経ちました。あの時、走って観てよかったと、今も思います。もしも今、なんらかの制限を受けているように感じられていて、自分のための時間を使うことが難しいなと、思っている方がいらしたら...。そんな時だからこそ、加世田作品を観る価値があるかもしれません。きっとね自分を縛っているのは、いつだって自分なんだって、わかりますよ。あの時の私と同じような方へ、BRICKSも次の作品も届けていけたらいいなと思っています。もっと前へ進みませんか。一緒に。流れを変えるきっかけにして頂けたらと思ってこの記事を書きました。読んで下さり、ありがとうございます。支離滅裂な文章ですが、伝わったら嬉しいです。 当時の横山真希さん。あの頃も今も しなやかでチャーミングです。(執筆)BRICKS制作チームメンバー遠藤朝恵
1月28日。一つの本番が終わりました。武術もダンスも無く、演者も少なく、場所もミニマム。だけどそこにはBRICKSの世界が広がっていました。観客の皆様との距離はほぼゼロ。観劇というよりも「体感」という方が合うかな。3月公演の前に一足先に体感していただきましたが、それは演者側も一緒で、一足先に観客の皆様の前で演じました。ゼロ距離でダイレクトに反応が返ってくるので、演じてて楽しくて仕方なかったです。映像作品とかLIVE配信でも味わえない生の舞台ならではの感覚ですよね♪でもね。3月公演では舞台の大きさが変わります。照明や音響、衣装が世界観を深め、BRICKSに没入できます。カンフーアクションやダンスもてんこ盛り!2月に入ると演技や芝居のリハーサルが本格的に始まります。まだまだ発展途上、日を追うごとにブチヤバくしていきます!朗読劇ではストーリーの1/3くらいしか演ってません。後半、怒涛の展開が巻き起こります。ハンカチ用意しておいた方がいいですよ。それでは3月公演までお楽しみにしててくださいね♪━━━━━━━━━━━━━━━━そろそろ完売間近の回が出てきています!チケットのご予約はお早めに!<チケット予約ページ>https://www.quartet-online.net/ticket/bricks2024?m=0ojgidphoto by @kazz1410 Kazunori Ishide