「出来ない」が存在しない。.そんな世界、あるんだろうか?答えは、ある。私はそう信じています。.。。。30歳を前に人生を変えたくて大金叩いてある学問を学んだ。それで何がわかったかというと私たちの人生を、日常を作っているのはその多くが自らの「言葉」だということです。.それを知ってから私はたくさんの言葉を手放しまたは言い換えて自分の現実を少しずつ変えてきました。.私は何も出来ない自信がない私には無理時間がないお金がない魅力がない愛されない運がない続かない….「ない」と言えば「ない」現実を見ました。でも「ある」と言えば「ある」現実が見えてくる。または、確信が持てなくても「あるかもしれない」とこの"もしかしたら"の余白がとてもとても大切なんだと知りました。今でも日々自分の発する言葉を観察し続けています。なんか思うようにいかないときはやっぱりそれ相応の言葉を使ってる。自分をダメにするのは自分で望ましい姿へ変えるのも、自分ということ。「もしあるとしたら…」「もし出来るのだとしたら…」.舞台BRICKSの中で弱気な主人公マウルはアリアから「無理かどうかはお前が決めんな」と一喝されます。.アリアがどんな気持ちでそう言うのかはわからないけれど自分で自分を貶めないことは今までそうして生きてきた人にとってはものすごく大きな一歩になるんです。そんな主人公がラストに向けてどんな変化を遂げるのか。ぜひ皆さんの目で確かめにきてください。そして、これからも加世田作品をお届けできるようにご支援のほど、どうぞよろしくお願いします。(執筆)シングルキャスト・ヤマエ役小山彩香
武術太極拳という競技に小学4年生の時に出会った。地元(新潟県糸魚川市)では「太極拳」の教室があったが「長拳(カンフー)」の指導者や競技者がいなかった。母と姉と僕の3人で教科書やビデオを見て長拳を学んだ。他に競技者がいないということや、小さい子が頑張ってるというのもあり新潟の武術太極拳界ではそこそこ有名になりチヤホヤしてもらった。それがモチベーションにもなっていた。初めて出場した全国大会で8位入賞。新潟県の大きな新聞に一面を飾った。新潟の星といわれて良い気持ちだった。翌年から出場種目が変わった。全国大会の成績は下の方だった。また入賞できるものだと思い込んでてショックを受けた。大会の練習会場では上手い選手を見るのが怖くて、その中で自分が練習することがしんどかった。1-2回?大きな大会には出たくなくて辞退したこともあった。分かりやすい井の中の蛙が大海を知る瞬間。でも、カンフーを辞めたいと思うことはなかった。・単純にジャッキーやジェットリーが好きでカンフーが好きだから。・出来なかったことが出来るようになる瞬間がたまらないから。・チヤホヤされるから(笑)そんな挫折のようなものを経験しつつも、そこから東京や栃木の練習にも参加したりして気づけば強化選手になっていて、憧れるだけだったトップ選手達と一緒に練習したり、大会で競い合ったり、愛好者からトップ選手まで様々な武術仲間が全国各地にどんどん増えていった。。。。。。そして2019年の全国大会を最後に強化選手は引退したわけだが、僕にはコンプレックスのようなものが今でもずっと残っている。「全国大会で優勝したことが無い」武術を始めてから現在まで約24年間、全国規模の大会で優勝したこともないし、もちろん日本代表になって国際大会を経験したこともない。周りの強化選手たちはジュニア時代も含めて、1度は優勝してるし、代表にもなってる。だから強化選手に選ばれてるわけだけど。これは結構しんどくなる時がある。オファーを受けた時とか「え、僕でいいんですか?僕より優秀な人たくさんいますけど。。。」武術仲間と一緒にいても「このメンバーの中に自分がいていいのかな。。。」常にではないけど、ふとした瞬間にね。だけど憧れの先輩も、優秀な仲間たちも応援してくれる人たちも「ワッキー長拳も太極拳もアクロバットもできて羨ましい!」「脇田さんの演武が一番好きです!」「先生の教え方がわかりやすい!」「舞台で一番輝いていたよ!」「ワッキーだから良い!」成績なんかなくても見てくれている人がいる。自分でも気づかなかったところを見つけて評価をしてくれる。落ち込んでしまったとき、頂いた言葉たちが支えてくれる。世界に一つだけの花の歌詞が沁みる。現在の自分は・出来るようになるための試行錯誤や地道な練習、過程も好きになった。 ※昔は地道な練習は好きではなかったなぁ(苦笑)・教えることも好き。ただ自分が知ってることを伝えるということだけではなくて、「この人にはどう言えば(見せれば)うまく伝わるか」ということや、その人の課題を「どうすればいいんだろうねぇ」と一緒になって考え勉強し、探究することが楽しい。・僕の演武を見た人が、僕から指導を受けた人が、僕と関わった人が素敵な何かへ少しでも近づいたり、きっかけになってくれたらすごく嬉しい。『BRICKS』をたくさんの人に観てもらいたいです。ストーリーが心にしみます。武術経験者には特に胸に突き刺さります。武術経験者じゃなくても自分の分野に置き換えると同じくぶっ刺さります。この舞台をきっかけにもっとカンフーを好きになるでしょう。それぞれが頑張ってる何か、もっと楽しみたくなるでしょう。家族や友人をもっと大切にしたくなるでしょう。自分の殻を破りたくなるでしょう。役者でもない優勝経験もないそんな僕が主役を任されました。この先こんな奇跡二度とないでしょう。そんなやつでも輝ける場所があるってところぜひその目で観に来てください。そして、次につなげるために、ご支援を頂けたら嬉しいです。(執筆)Bキャスト主演脇田圭佑
今日は書き殴りたい。自分の無力さを思い知る日だった最近の自分は調子がすごく良い気がして、なんでも出来ると思っている。そもそも、努力次第でどんなこともできると思って生きてるので、あとは諦めずに願えば叶うと信じて日々を過ごしてる。最近はその「願えば叶うパワー」…どうやら強いのか、とにかくなんでも出来そうな気がしてならなかったんだ。それが突然「無力」「悔しい」…そう感じたのは昨日行われたリハーサルでの自分の不出来に対して。。。。。。3/7〜両国シアターカイ提携公演『BRICKS』で主演を務めさせて頂く事になった。1月のリハーサルはダンス、中国武術が主軸のアクション…主に身体能力、フィジカル、身体をフルに動かし、構成。もちろん多少の演技はあったが、ダンスは自分の得意分野なので問題はないとして。初挑戦のアクションは楽しい!もちろん上手く出来てはいないし、まだ観客に披露するなんてことはできないレベル。アクション量も多く、整理整頓が出来てない。木刀を持ったり…。この時点では「チャレンジする事が多くてけど楽しいな〜」くらいに考えてたんだけど…改めて2月からのお芝居の稽古になった途端…自分の中にあった「やってやるぜ!」という勢い、ある意味「無敵感」それらが突然無力化した。「…お芝居が難しい」演出に応えられていない。Bキャストの演技が素晴らしく見えるし、気のせいだと思うが、他キャストの稽古の方が演出家の力が入ってる…気がする。絶対気のせいだとは思うんだけど…他のメンバーもそういう風に観てる…気がする。何度も言うけど 「ただの気のせい」 なんだけど、自分があまりにも「出来てない、役になれてない」と思うからきっとそう見えてくるんだ。最近調子が良かったのもあってか、感情の落差が激しくて、悔しすぎて頭がおかしくなりそう。痒くない腕を掻きむしったり、大声で奇声を発しそうだったあーできない…うまくできない…くやしい…当たり前だ初めてのチャレンジで簡単なことなんてあるかこの時点で演技上手い人いっぱいいる中、自分が一番になれてたらおかしい。勉強して、研究して、やれること全部やろう。お芝居、演技、アクション、武術諸々が未経験、そんな自分に演出家は大切に書いた舞台の大役…「主役」を授けてくれた。何か可能性を感じたのか、一種の化学反応を求めてるのか…。なんだっていい。何か意味があるんだ。その意味がわからなくても、すがりつかないといけない。…くっそー、今スタバで書き殴りながら泣いてるよ、キモっ俺。自分が悔しくて、でも期待してくれてる人がいるってこと、そして色んな感情が混ざって、涙が止まらない。この湧き出る感情を、台本の一行一行のセリフに乗せて伝えられるようにならないと。まだ自分にその技量はないけど、絶対やれる様になる。そうじゃなかったら皆と一緒に舞台に立つ資格がないんだ。絶対に演じ切ってやる。やってやる。期待に応えてやる。ぐすんあっ隣の女子2人組に泣いてるの見られた。恥ず………えっ席移動しなくてもいいじゃん。別の意味で涙出るわ。ぴえん。・シアターΧカイ提携公演『BRICKS』ぜひ応援して下さい!そして、観に来てください。(執筆)Aキャスト主演RIKEY
加世田さんの作品は世界を変える…世の中がひっくりかえる!SPINNIN RONINと出会った20代前半の私は本気でそう思って、これだーーーっと突き進んだ。そんな簡単じゃないよって今の私は言えちゃうから悲しいのだけど、当時はなんの疑いもなかった。無知で不格好で、常識はずれで、怒られたし、傷つけてしまったし、迷惑もかけてしまったし、妬まれたし、恨まれたし…そんな事がたくさんあったけど、それでも。届けなければいけない。加世田さんの作品は届けなければいけない。その想いは変わらず、どりゃーーーっと走りつづけていました。色んなことを知って、抱えてしまった今では、何もかもを無視して突き進むことは、悲しいかな、少し難しくなっているのも、感じたりします。(いや、至らない点は多々あるので、今も迷惑おかけしているのですが…)何年かぶりに、加世田作品が帰ってきます。一人芝居はやらせていただいたけれど、大人数の舞台作品というくくりでは、2019年以来です。またある意味、常識はずれなことが沢山集結しています。とんでもなく素晴らしく凸凹な "人" も。一筋縄ではいかない "事" も。でもそうであってこそ届けられる、この作品。この作品を、届けなければならない。突き進まねば。そう思っています。出会いと別れと。嬉しかったり悲しかったり色々だけども。私は私で、今の今を真っ直ぐに走ります。・・・・・・・・・・並々ならぬ覚悟で作品を書いた人がいて並々ならぬ覚悟で公演を決め並々ならぬ覚悟で出演を決めた人たちがいて並々ならぬ覚悟でサポートをしてくださる人がいる重みを、感じています…走りつづけることは簡単じゃなくて、悲しいけれど、自分には力及ばず、ということも沢山。また次の舞台が届けられるように。次の時代にも生きていけるように。応援いただけたら嬉しいです。(執筆) Bキャスト主演横山真希
昨年の秋頃、加世田さんから『3月に武術の舞台をやろうと思うのだけど出演どうかな?』と連絡をもらいました。2018年に初めて加世田さん率いるSPINNIN RONINの舞台『LEGS』に出演させてもらいました。当時は現役選手だったこともありリハーサルもあまり参加出来なかったし、初めての事だらけで上手く出来ないもどかしさを沢山味わいました。でもLEGSメンバーが引っ張ってくれて、支えてくれて、あたたかくて、千秋楽だったかな?本番前に号泣してしまった。。。終わってからじゃなくてですよ?ここに連れてきてくれて有難う。ここに立たせてくれて有難う。このメンバーに出逢わせてくれて有難う。そんな気持ちが溢れてきた。2020年にもSPINNIN RONINの舞台『SkyRunner』に呼んでいただきました。選手を引退した直後に半月板損傷をし、手術をしたばかりの頃で、本当に本番に間に合うのか?という葛藤もありつつリハーサルをしていました。が、、、本番直前に新型コロナで舞台自体がなくなってしまいました。。。そして時は流れ昨年の秋頃加世田さんからの連絡が来たのです。その日のうちに『出たいです!』と返事をしました。加世田作品にまた出させてもらえる!あの時の感動や楽しさをもう一度味わいたい!純粋にそれが即決した理由です。加世田さんは、本業が役者ではない僕らのために10月から発声や滑舌の練習、台本の一部分を使って稽古をつけてくださいました。この舞台のストーリーを最初から最後まで通して読む(聴く)ことが出来たのは12月末頃。感動して何度も涙してしまいました。武術家のストーリーなので武術をしている人ならより心打たれるものになってます。全然武術をやっていない方だったとしても自分が一生懸命に取り組んでいるもの、好きなもの、生きがいに置き換えてもらうと同じく心打たれまくります。台本の時点で素晴らしいストーリーです。ですが舞台では更にここに様々なジャンルのスペシャリスト達が集結し演技をします。登場人物達に魂が込められていきます。音楽や照明がつき世界が彩られていきます。普通の舞台では無いであろう加世田さんの演出魔法がかけられます。まだまだリハーサルもこれからですが、ブチ凄い舞台になることは間違いないです。まだまだこれからだけど、心から思います。ここに立たせてくれて有難うございます。このストーリーを舞台を生み出してくれて有難うございます。素晴らしい景色を見せてくださり有難うございます。まだまだ先の話だけど加世田作品にまた呼んでくださいね。どんどん作品を生み出してくださいね。そのためのクラウドファンディングなんです。長々と僕の話をしてしまいましたがそれだけ加世田作品には、いや加世田さん自身には魅力が詰まっております。その加世田さんの熱い想いだけでも伝われば何よりです。(執筆)BRICKS・Bキャスト主演脇田圭佑