みなさんはタンザニアという国をご存じでしょうか?
日本からは飛行機で20時間ほどかかる遠い国のため、ご存じではない方も多いかと思います。
タンザニアはアフリカ大陸最高峰のキリマンジャロがあり、アフリカ最大の湖であるヴィクトリア湖に面しているなど自然豊かな国です。また、世界で最も動物が多いと言われており、唯一、ヌーの川渡りが見られるセレンゲティ国立公園を有しています。
また、約130の部族がいますが、独立後、紛争や民族間対立がなく、アフリカの中では平和な国と言われています。
人口の約45%が15歳未満と、子供が非常に多い国です。実際私たちが現地を訪問した際も多くの子供たちに出会います。
都市部は非常に発展してきているものの、私たちTOFAが活動している農村部では、物資も少なく、自給自足の生活をしている方も多くいます。外国人が来ることもめずらしく、私たちが訪問した村の多くも、私たちが初めて見る外国人でした。
そんな現地の子供たちにとっても、私たち日本人とのつながりは様々な変化をもたらすきっかけとなっています。私たちとの出会いをきっかけに世界に興味を持ったり、一生懸命勉強を始めたことにより夢を持ったりできるようになってきました。また、卒業生の中には自然保護活動に従事する子供たちも出てきています。
今回訪問する先はアルーシャという都市部ですが、訪問予定の中学校はアジア人が訪れたことがないということで、今からとても楽しみにしてくれています。
今回のこのプロジェクトは日本の子供たちにとってもタンザニアの子供たちにとっても貴重な経験になると思います。
世界のつながりを一緒に広げていきましょう!
なお、アフリカの中では安全な国ではありますが、今回のプロジェクトに際しては安全に十分配慮した対応も取っています。
【本プロジェクトの安全対応】
タンザニアは、アフリカの東岸にあるほぼ赤道直下の国で、今回遠征するアルーシャはやや内陸で高地(海抜約1400メートル)になります。
アルーシャの気候は、日本の夏よりも過ごしやすい気候(年間を通して摂氏15-28度前後)です。また遠征する8月はいちばん涼しい時期で、朝晩長袖着用が必要(肌の露出も少ない)、さらに乾季なため、蚊も少なくマラリアにかかる心配はほとんどありません。
治安面では、「タンザニアは路上強盗、ひったくり等の一般犯罪が日常的に発生、特に都市部において多い」といわれます。
ただ、アルーシャは穏やかな地域で観光客が危険な目に遭うことはほとんどありません。
(タンザニアは外務省の危険レベル0-1でアフリカの中では危険性が低い。詳細は外務省の海外安全ホームページ(https://www.anzen.mofa.go.jp/riskmap/index.html)をご参照ください。)
今回の遠征では、タンザニア滞在経験のある日本人スタッフが常時同行し、食事や滞在先、移動の安全に十分に配慮します。(ホテルーサッカー場間は専用バスを利用)
病気や怪我に対しては、全員海外旅行保険に加入した上で、同行する日本人医師が初期対応、必要に応じて州立総合病院(Mount Meru Hospital)を受診するようになっています。
以上のように、安全には十分配慮した上で、万が一の事態に対しても適切な対応ができる体制を整えています。
「世界でサッカーしよう!」プロジェクトチーム
NGO TOFA 田中ちひろ