2024年4月19日(金)。たくさんの拡散と支援をいただき、最初の目標金額の100万円を達成しました!様々な形でご支援いただいた、すべての方に感謝しております。同時にネクストゴールとなる目標300万に向けて、再スタート!引き続き、拡散・ご支援いただけたらとてもとてもありがたいのです。目標としていた100万円を達成したことにより、先日みんなで建て替えた引っ越し費用のすべてをまかなうことができるようになりました。次に必要となるのが①子ども達が活動する部屋へのエアコンの設置②壁がべの張替え等々のリフォーム費用③そして、当面の家賃に充当する費用この合計が200万となります。優先順位もこの順番で。昨今の年間を通した寒暖差の大きさ。そして夏の猛暑にはどうしてもエアコンが必要になります。子ども達が利用する2部屋には必ず。そして、可能であれば、よりアットホームな家具をそろえたり、使いやすいトイレ、汚れのない壁紙などの清潔な空間を作ってあげたい。繊細な子ども達が多いので、できるだけ今までと変わりない環境を提供してあげたい。さらに、可能であるならば行政側でも支援の検討をしていただいていますが、それまでの間のランニングコストの充当を考えています。フリースクールは現状、親御さんからの月謝にのみ頼った運営を行っています。しかし、例えばシングルの方などは、その月謝を捻出するのが難しく、本当はもっと通わせたいのに通わすことのできない親御さんもいます。子ども達の自尊心を育てていくためにも通っていただいた方がいい場合もあります。同時に、働くことで収入を得ることができるようになる場合もあるのです。私たちの活動も多くのボランティアスタッフに支えられています。そのすべてを一度に解決はできませんが、少しずつ少しずつ、必要とする子ども達が十分に通える環境を。そして、親御さんが安心して仕事を通し社会参加し、私たちも持続的な活動のための最低限の経営資源がある。そういう状態を目指したいと思っています。引き続き、よろしくお願いします!
発達障害という言葉が今、この国全体を覆っています。でも、実はこの言葉の現時点での正式名称は「神経発達症」と言います。そして、私たちはこの考え方を一歩進め、「神経発達特性」であると定義しています。発達障害と聞くとどういう印象をもたれるでしょうか?発達に「障害」がある。言葉のままとるとそういう風に取る方が多いかと思います。そう、今現在の「社会構造」の中では生きずらい特性であるからこそ、「障害」という言葉が使われています。神経発達症と聞くとどうでしょうか?神経の発達になんらかの「症状」がある。おそらくはマイナスの。そういう印象を持たれる方が多いかと思います。同時に、症状が出ているのであれば、現代の医療技術や様々な心理療法によって症状は緩和・治療できると考えるのではないでしょうか。私たちは「特性」と捉えています。なんの?それは「脳の持つ」特性です。私たち人間はそれぞれが脳の構造、そして社会参加していく中の発達の過程で「個性」を獲得していきます。脳の構造は一人ひとり少しずつ違っていて、育成環境もそれぞれ違っていて。その掛け算で「個性」は育まれていきます。この脳の特性の中で、「現代社会で生きずらい特性」を持っていることが発達障害であり、神経発達症であり、神経発達特性なのです。脳の構造自体のことですから、「症状」であるかのように捉え、治療することはできないのです。ただ、育成過程において、他者との関わり、成長のステップの作り方によって新たに獲得していくスキルによって社会参加しやすくしていくことはできます。レインボールームはそこを目指しています。同時に社会参加しずらい特性は「障害」でしょうか?正確には一人一人の子ども達が抱える「障害」でしょうか?私たちは違うと思います。歴史をさかのぼって眺めて行けば明らかなように、私たちの社会は常に変化を続けてきました。それはイコール、その時々の社会の中での「生きずらさ」もまた変わってきているのです。「生きずらい」の「壁」=「障害」は社会の側が作り出すものだと私たちは考えています。ですから、もし、発達障害という言葉を使うのであれば「特定の子ども達が生きずらい障害物を作り出している社会」という意味で使われるべきだと私たちは考えています。その社会の中で孤独に生きるこの特性を持った子ども達が併発するのが不安障害や、自律神経失調症、鬱状態、鬱病といった二次障害であり病気です。そうして二次障害を発症した子ども達はさらに孤独の中に追い込まれていき、時には自傷行為を繰り返すようになり、時には自殺未遂を引き起こすことになるのです。だから、彼らの周りのまだ小さな小さな社会の中に必要なのは「世界はあなたを拒絶していないよ」と。「あなたはあなたのまま、ここにいてもいいんだよ」と。「あなたのことを私たちは必要としているんだよ」と。心の底から思い、そして伝える居場所なのです。レインボールームがある意味とはここに尽きると私たちは考えています。安心できる居場所をみつけ、そこで他人に認められる経験を繰り返すことによって、子ども達は傷ついた心を癒し、一人一人の歩幅で新しいことにも挑戦していけるようになります。必要なのはレッテルではなく(※)、他者に認められることにより、育まれる自尊心なのです。新たに挑戦し獲得していく個性の中には他者との関わり方を覚えることであったり、助けてと言えることであったり、自己理解であったり。そうして、自らの特性を活かしつつ、新たに社会参加していくための個性を獲得していくことが可能になる感動的な瞬間を私たちは体験してきました。この場所は、私たちにとっても、そしてこの子たちにとっても、だからこそ必要な場所だと確信しています。※レッテルの説明現時点での社会では社会参加しにくい「重度な特性」があります。本当は社会側のテクノロジーの進歩が追い付いていなかったり、寛容性の問題が生み出す壁ですが、それを本人の「障害」として認定することによって社会保障制度に参加することが可能になります。そういう意味での神経発達症というカテゴライズは生きるために必要なことです。
トトロの森と新しい街並みが交差する所沢に拠点を構える「おやつ屋Moco」さんは季節の果物やスパイス、ハーブ、甘酒や発酵あんこを使った焼き菓子のお店。今回登場のリターンは、このMocoさんがレインボールームの子ども達が摘んだブルーベリーを使って作ってくれた「おまかせ焼き菓子セット」を中心にお届けするリターンとなります。レインボールームが立ち上がったばかりの頃、Mocoさんのお子さんたちも学校行きしぶりが始まったそうで、ホームスクーリングや様々なフリースクールを探していた中で、偶然にレインボールームをみつけてくださいました。当時のことを振り返り、Mocoさんからは「子ども達を第一に考えた、支援なんだけど決して上から目線ではなく、愛に溢れるスタッフさんに感動したのを覚えています。」とのメッセージと共に、今回のクラウドファンドへのご協力を申し出ていただいただきました。今も新しい学校に通いながら、Mocoさんの子ども達は時々息抜きに来てくれています。限定10セット!ご支援を検討していただくことを考えていただいた時に、ぜひこのリターンも見ていただきたいと願っています!
ちょうどこのクラウドファンドを始めてから1ヵ月。折り返しの今日、達成率はついに70%に達しました。支援していただいたみなさま、記事の拡散に協力していただいたみなさま。本当にありがとうございます!1st goalまであと一歩、引き続きご協力いただけたらうれしいです。そして、先々週ご報告させていただいた、新しい場所への引っ越し、入居を行いました。引っ越しのお手伝いも名乗り出ていただいた方もいらっしゃいましたが、実際はほとんど家具等がなく(今までは自宅だったので、自宅のそれを使っていましたが、全部持っていってしまうと生活ができなくなっちゃう。。。)、スタッフみんなで運ぶ程度で終わりました。ご厚意に感謝です。まだまだ、クラウドファンドの最中なので、足りない契約のお金やなんかはスタッフみんなで建て替えることにしました。でも、一歩一歩進んでいるクラウドファンドの達成率があるので、安心して出し合うことが出来ました。結果、新しい場所での活動スタートへ一歩前進です!今後、本格的に新居で活動してく時、エアコンがなかったり、必要になる家具などもまだまだ足りない状態です。環境変化に弱い子ども達もいるので、なるべく安心できる環境を作りたい。。。また、心機一転、スタッフ一同、がんばっていきたいと思います!賛同してくださっているみなさま、どうか引き続きよろしくお願いします!
このクラウドファンドを始めることをお母さんから聞いたレインボールームに通うお子さんから手紙をいただきました。自分も通うこの場所の意味を知って欲しい。このクラウドファンドを達成して、この場所を守って欲しい。だから、自分の言葉で伝えたいと......この手紙を受け取った時のスタッフの喜びは、表現する言葉がありません。私たちは、人に質問すること、助けてと言える事、それが本当に大事なスキルだと考えています。自分は何にぶつかり、困っているのかを理解する自己理解からはじまり、その理解を人に伝える事を学んでいく。レインボールームがまず最初に取り組むことの1つです。