皆さま、こんばんは。
本日も引き続きご支援をいただき、現時点で目標の19%を達成しています。
連日、本当にありがとうございます!
大型連休も終わり、今日からまた日常が戻って来ましたね。連休明け初日、お疲れさまでした。
さて、そういう私は仕事の傍ら、3日連続で舞台鑑賞という幸せな時間を過ごすことができました。
1日目は母校(高校)吹奏楽部の定期演奏会、2日目は友人の音楽家が出演するコンサート、そして本日は梅田芸術劇場でミュージカル『王様と私』を堪能!
今回の『王様と私』。東京と大阪で公演があり、明日5/8(水)が大千秋楽。まさかチケットが取れると思っていなかったので当たった時には驚きましたが、本当に、見に行って良かったです。
公演プログラムに掲載されていた、翻訳・訳詞・演出を手掛けた小林香さんのコメントに、とても興味深い部分がありましたので、ご紹介します。
「ブロードウェイでの世界初演は今から70年以上前になります。シャム王、シャム王宮の描写がゆえに今でも本国タイでは上演が禁止されている作品であり、世界初演当時の時代感、今となっては古く感じられる価値観が垣間見られることは否めないと思います。上演準備に際し、どうやったら現代のお客様に楽しんでいただけるのか、どうやったらこの作品の魅力を現代に息づかせることができるのか、とても悩ましい問題でした。」
まさにこれ、5/5の活動報告で私がお伝えしたかったこと。
作品自体はとても素晴らしい。でも、時代背景や台詞の表現が現代人の価値観には合わない。
それを上演するにあたり、どうしたら作品の魅力を損なわずに見る人を感動させられるか。本当に難しい仕事だと思います。
実際、見事な結晶となって舞台に息づいていました。
幕が降りた瞬間、『王様と私』ってこんなに感動するストーリーだったかしら…と、3階席なのにスタンディングオベーションする私がいました。
また、小林香さんはこうも言っています。
「第二次世界大戦後すぐに上演されたこのミュージカルは、まだまだ必要とされ、世界中で大きな分断が起き、格差と不寛容が拡大する現代に、人として死ぬまで覚えておきたいことを教えてくれます。」
本当にそうでした。これこそ生きた芸術。
後世に残したい作品は、必要な部分だけ時代にフィットするように変えたとしても、本当に伝えたいことは変わらない。
バレエも同じく、生きた芸術です。人がつくるからこそ、変化させることができる。
本日の活動報告はここまで。
それではまた、明日からも応援の程よろしくお願いいたします。