皆さま、こんばんは。
本日も温かいご支援をありがとうございます。
いよいよ明日で、このプロジェクトの終了日となりました。
100%達成には至らずとも、せめて50%の150万円には到達したい、と思っていますが…あと1日で約16万円は難しいかなぁ。でも諦めずにいたいと思います。
さて本日は、ファッション界の課題についてお話したいと思います。
昨日放送されていたテレビ番組で数字を見て改めて驚いたのですが、1年間に世界中で生産される3000億着のうち、なんと40%もの服が新品のまま廃棄されているそうです。また、そのような廃棄衣料が南米の砂漠に捨てられ、さらに自然発火なのか放火なのかは不明ですが、いつの間にか焼けているそう。
実は、温室効果ガスなどによる環境負荷が高い産業の第3位がファッション。
日本ではまだあまり話題に上りませんが、 海外のアパレルメーカーでは、もうすでに当然のこととして環境に配慮した取り組みが進められています。さらにフランスでは2022年、売れ残り衣料品の廃棄を禁止する法律が制定され、その流れはヨーロッパ全土に広がっています。
問題視されることが多いのが化学繊維ですが、もちろん現状のままではなく、課題解決に向けて新しい素材も続々と開発されています。
自然に還る素材や環境に優しい素材としては、紙や木からできた生地は既に流通していますが、他にキノコからできた繊維なども。そして、それらをコレクションに採用するブランドも多数出てきました。
その代表として、この番組で取り上げられていたのがYUIMA NAKAZATO。
日本人として唯一、パリのオートクチュール界でコレクションを発表することが許されているファッションデザイナー。少し前に映画も公開されていましたね。
彼も、今春のファッションウィークで、日本の繊維メーカーと一緒に開発した新しい「たんぱく質素材」の服を発表していました。
彼の足元には遠く及びませんが、バレエ衣装も実は化学繊維をふんだんに使う衣類であることから、私も衣装以外は少しでも環境に配慮してモノ作りをしたいと思い、昨年、ALLリサイクル素材の『地球の未来を考えたリハーサルスカート』を発売しました。
今回のクラファンのリターンにも採用したところ、ありがたいことに現時点で7人の方が選んでくださっています。バレエダンサーのみならず、バレエには関わりのない方も。
いつも受注生産しており、今回もクラファン終了直後から作りますので、お届けまで今しばらくお待ちくださいね。
上記のテレビ番組の終盤で、中里さんがショーやデザイナーの役割、そして装うことの意味についてお話されていた言葉が、パリコレを目の前に控えた今、心に響きました。
それでは本日の活動報告はここまで。
いよいよ明日は最終日。最後まで応援の程よろしくお願いいたします!