今月、明日少女隊は、フェミニストアートやフェミニズムの歴史と共に、明日少女隊のアートを紹介する作品集をアートダイバー社から出版します。
日本では、芸術大学ですら、なかなかフェミニズムアートを学ぶ機会がありません。そこで、私たちはこの本を学生のフェミニスト・アートの入門書となるように書き、できるだけ低価格で販売しようと準備してきました。
ところが、今年はインフレで紙の値段が高騰しており、貯めていた助成金の一部だけでは足りなくなってしまいました。そこで、クラウドファンディングを始めたのですが、フェミニスト・アートというマイナーなテーマのためか、なかなか資金が集まらず困っています。
性差別的なイメージが氾濫する昨今、アーティストにフェミニストアートやクィアアートを伝え、ジェンダー学へ興味を持ってもらうことへの必要性を認識しております。どうか、日本の未来のアーティストたちのために、この本のご支援をお願いできませんでしょうか?
クラウドファンディングは残り5日、まだ73%しか達成できていません。よろしければ、ご支援、またSNSやお知り合いなどに拡散をお願いします。
7月12日まで。こちらからご支援いただけます。
https://camp-fire.jp/projects/678874
オリジナルのフェミグッズなど、豪華なリターンも用意しております。
皆様の応援、心から感謝したします。
<本の内容>
・明日少女隊の過去9年間の作品やアクティビズムをまとめたカラーページ
・嶋田美子(アーティスト、60年代文化研究)x 明日少女隊「慰安婦」についての対談
・山本浩貴(文化研究者、金沢美術工芸大学講師)「ソーシャリー・エンゲージド・アートとしての明日少女隊」
・由本みどり(現代美術史家・キュレーター、ニュージャージー・シティ大学教授)「フェミニスト・アートの歴史と明日少女隊」
・吉良智子(日本女子大学学術研究員、日本美術史研究者)x 明日少女隊の炎上広告(「碧志摩メグ」公認撤回)についての対談
・竹田恵子(東京外国語大学 講師/EGSA JAPAN代表)「バックラッシュとポストフェミニズム」「変化すべき日本美術界における『構造』」
どうぞ、よろしくお願いします。
尾崎翠 明日少女隊