映画のスタッフが作る、映画のセットみたいなカフェ!
私はフリーランスの衣裳部として映像業界で働いています。撮影現場では早朝から深夜まで、緊張感の中での作業が続きます。そんな忙しい中で、コーヒーを飲みながら一息つく時間がとても重要だということに気づきました。美味しいコーヒーを飲みながらゆっくり過ごせて、撮影現場やスタッフルームにコーヒーをデリバリーもしてくれるカフェがあればと思い、成城にある撮影所の近くにカフェを作るべくこのプロジェクトを立ち上げました。
◎体に優しい食べ物を
撮影期間中の食事は塩分やカロリーが高く、コンビニで買ったもので食事を済ますことも多くなってしまいます。撮影スタッフに限らず、忙しい人たちは栄養が偏ったり添加物の多い食事になってしまうのではないかと思います。そこで、オーガニックコーヒーや体に優しい食べ物を提供することで、忙しいスタッフやキャストの皆様の働く環境を少しでも良くしたいと思っています。
①フリーランスのスタッフが働ける場所を作りたい
フリーランスで働く映像関係のスタッフは、スケジュールの都合上で次の作品に入るまでの間が空いてしまったり、いろいろな事情で作品自体の制作が突然無くなってしまったり、収入が不安定な状況の中で働いています。今わたしがお店を作ることで、映像業界で働くフリーランスのスタッフが、仕事が入っていない時にアルバイトができる場所になるのではと考えています。
②体に優しいものをみんなに食べて欲しい
朝の仕事前や昼食の後に、自販機や近くのコンビニでコーヒーを買っていました。手軽に買えて美味しいのですが、1日に何杯も飲むなら体のことを考えてカフェインレスやオーガニックコーヒーがいいなと思うようになりました。また、現場で食べるお菓子も、スナックやチョコレートなどの塩分や糖分が多くて添加物の入っているものになってしまいます。しかし、オーガニックなどの食べ物や飲み物は高価なものが多く、購入できる場所もあまりありません。わたしの作ったカフェでは、コンビニや自販機では買えないスペシャリティなコーヒーや、上白糖を使わないグルテンフリーの焼き菓子を、撮影現場で働くみんなと近所の方々に提供したいです。
③スタッフの人たちと地域の方々のコミュニケーションの場所にしたい
撮影スタッフの人たちは、個性豊かでとてもコミュニケーションの上手な人が多いです。その人たちに店舗を貸して、それぞれの趣味を活かしたお店を限定で営業してもらえると面白そうだなと思いました。カレー屋さんやバーなど、こだわりの趣味や得意なことを通じて、地域のお客さんと交流できる場所になればと思っています。
◎今後やっていきたいこと
俳優部さんや菜食主義のスタッフさんなど、それぞれの希望に合わせたお弁当を作って、撮影所にデリバリーするサービスを提供したいと思っています。撮影中はスタッフもキャストも同じメニューのご飯を食べるのですが、役作りの為に食事制限をしている役者さんは各自で用意しなくてはいけないので、マネージャーさんたちも大変そうだなと感じていました。スタッフの中にもアレルギーがあったり、お肉が食べれない人もいるので、その人たちの分は別で用意できれば良いなと感じました。
また、撮影所で働くスタッフの方たちが仕事が夜遅くに終わってもご飯を食べて帰れるように、なるべく深夜まで営業して、食事とアルコールも提供できるようになればと思っています。
部署ごとや少人数での打ち上げなど、気軽に貸し切りできて仕事帰りにみんなで集まれるお店にしたいです。
◎2024年8月オープンを目指します!
【今後のスケジュール】
5月 クラウドファンディング終了、内装&施工工事開始
6月 インテリア&厨房機器など設備の準備、メニュー開発
7月 下旬プレオープン
8月 店舗オープン&リターン提供開始
【必要な開業資金】
・内外装設備工事費…350万円前後※ドア取り替え、彩光用窓の施工、業務用エアコン購入、厨房改装、トイレの改装など
・厨房機器費…250万円前後※エスプレッソマシンやグラインダーなど業務用機器、冷蔵庫やオーブンなど
調理器具や食器、テイクアウト用の備品など…100万円前後
お店を作るからには、お客さまにも働くスタッフにも居心地の良い場所にしたいのですが、内装工事や設備の準備にはかなりの費用がかかります。
このプロジェクトを通じて、皆様のお力添えで必要な資金の一部を集めることができればと思います。何卒よろしくお願いいたします。
コーヒーは無農薬の豆を数種類仕入れて、お客様それぞれの好みに合わせて提供したいと思っています。撮影現場では1種類のコーヒーしか置いてないことが多いので、浅煎りや深煎り、デカフェなど選べるようにしたいです。
コーヒーと一緒に楽しんでいただく焼き菓子は、米粉や豆腐を使ったグルテンフリーのものを常時数種類用意して、テイクアウトもできるようにしたいです。
近くにコンビニやパン屋さんなどがないので、撮影所のスタッフが朝ごはんを買えるようにサンドイッチなどの軽食も徐々に提供できるようにしていきたいと思っています。
カフェ事業が安定したら、玄米や雑穀米などのおにぎりと、栄養のバランスを考えたおかずを何種類か詰めたランチボックスを撮影所にデリバリーできるようになればと考えています。
夜の営業は、仕事終わりのスタッフさんたちや近所の方がちょっと立ち寄って一杯飲んで帰れるように、食事とアルコールを提供する予定です。
◎リターンについて
支援してくださった方々へのお礼として、リターンをご用意しています。例えば、ご支援金額に応じてコーヒーチケットやオリジナルステッカーなどをご用意しております。
また、会議などに使える店舗の貸し切りや、スポンサーとして店内にお名前や会社名を掲示するなど、ご支援いただいた方々には特別なサービスを提供いたします。
リターンを選んでいただき【¥お支払い内容】から、支援金額の上乗せもできますので、ご検討よろしくお願いいたします。
これから日本のエンターテイメント業界が国内外に向けて良い作品をつくっていく為には、撮影現場で一緒に働く人たちや将来映像業界で働きたいと思っている若い人たちが、少しでも心身健やかに働ける環境にする必要があると思います。
その為に、わたしが今すぐにできることはなんだろうと考えて、忙しいときにほっと一息つける時間を充実させたいと思いました。美味しいコーヒーを飲んだり体に良いものを食べて、少しでも元気になってもらえるように、撮影所の近くにカフェを作ることにしました。
わたしたち映像関係者を含め、エンターテイメントに関わる人たちは、労働時間が長く睡眠時間が短かったり、労働時間に見合ったお給料がもらえないなど、様々な問題を抱えながら働いています。
「好きなことをやってるんだから仕方ない」と言われることもありますが、私たちにとっては仕事であり、決して趣味でやっているわけではありません。
それでも、毎日作品作りに励めるのは「好き」という気持ちが支えてくれるからだと思います。
わたしは映画が大好きで、子供の頃から映画館に行くことが一番の楽しみでした。大人になって自分が撮影現場で働くようになり、わたしの人生を豊かにしてくれてきた映画は、こんなにもたくさんの人たちの努力で作り上げられていたのだと実感しました。
大好きな映画やドラマの現場で働くスタッフやキャストの皆様が、日々いろいろと大変な現場の中で少しでもリラックスできる時間を作れるよう、美味しいコーヒーとくつろげる時間を提供できるカフェを作りたいです。
何卒ご支援よろしくお願いいたします。
2024年3月10日 友重恵巳
【3月15日追記】お店の名前とコンセプトが決定しました!!
【その映画は存在するのか、しないのか】
映画『シュレーディンガーの猫たち』は、大学で物理学を専攻している主人公の男の子が、卒業論文を書くというごくごく普通の日常と、その日常を取り巻くぜんぜん普通じゃない人たちのお話し。
「僕がお店に入ると、ボーアがいつもの席で書き物をしながらコーヒーを飲んでいた。この店に通って1年以上経つが、彼の声をまだ聞いたことがない。そういえば、最近僕がお店に来た時は必ずオスカーがいない。あの日、エミーにシュレーディンガーの猫の実験内容を説明したのがまずかったのか。僕は愛猫家なのに。」映画『シュレーディンガの猫たち』より
主人公が住むアパートの近くにある一軒のカフェ。それがこの《emmy's coffee &oscar》です。美味しいコーヒーと焼き菓子、看板猫のオスカーが、ここに集まる不思議な人たちを迎え入れてくれます。
※と、いう設定のカフェです。
※店名はエミー賞と、アカデミー賞のオスカー像から名付けました。
※お店のキャラクターは、第二次世界大戦時のドイツに実在した船乗り猫のオスカー(不沈のサム)に着想を得て、友人にデザインしてもらいました。
※店内は、映画のセットという設定で内装を作ります。裏側が板だったり、日付設定によって日時が決まっていたり、バミが貼ってあったり。外は昼間なのに、お店の中は夜だったり。『つくられた日常』のようなお店にしたいです。
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2024/10/25 10:07こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
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