作家紹介の第3回は、堀内有子さんです!触れる鑑賞教室でも人気だったこの作品のタイトルは《つむじかぜ》。風を受けたコートはふんわりと、それをとめるボタンはぷっくりと、メリハリがありつつ愛らしく、思わず触りたくなるような形が特徴です。触れる鑑賞教室では、盲学校・視覚特別支援学校の事前事後学習向けに解説文を作っています。この作品では、そのイメージとして下記のような文章が記されました。ーーーーーつむじかぜ堀内 有子(ホリウチ アリコ)テラコッタ130×55×40くるくると木の葉を舞い上げるつむじかぜの真ん中に入ってしまうと、目を開けてはいられない。後ろから風を当てられると、コートは背中に張りつき、前へと大きく膨らむ。雲も巻き上げられる。「なんだかその場のステージの主役になったような、ちょっと嬉しい、ちょっと楽しい気分ものせて」という作者の言葉は、日常を楽しむ自身の姿も表している。ーーーーー解説文は点字版と、大きめの文字で印刷された墨字版との2種類を製作しています。子どもだけでは無く、視覚に障がいのある大人の方々にも実は人気の解説文。クラウドファンディングによるご支援は、こうしたものの準備にも使わせていただいております。改めて、皆さまからのご支援に感謝申し上げます!
作家紹介の第2回は、片山博詞さんです!片山さんは福岡在住の彫刻家で、彫刻作品に触れる活動を長く続けてきた作家の一人です。第53回展では、肩にリンゴを乗せた女性像の《夜想曲》を出品しました。触れる鑑賞教室に参加した子どもからは、下記の感想が寄せられました。「暗く静かな夜空に、リンゴのように赤く華麗な夕焼が見える風景が思い浮かび、ゆったりと流れるような音楽が頭の中に流れてきた」
4/23と4/26、今年も「触れる鑑賞教室」を4教室実施しました!触れる鑑賞教室では、一つ一つの作品をじっくりと、長いときには10分以上かけて、手で触りながら鑑賞していきます。今回も子どもたちとの対話を楽しみにしている会員が、全国からたくさん集まってくれました。遠方ではなんと熊本や大分、兵庫、大阪から!会員にとっても、子どもたちと彫刻を共に楽しむ大事な機会になっています。第53回展での鑑賞教室の様子(2024年4月26日)色々な素材による様々な題材の作品たち。みんな自分のお気に入りの作品を見つけてくれました!そんな中でも、特に人気だったのが、山本将之会員による《ベイビーハーフ》!そのほっぺは「まるい」という言葉だけでは表しきれないぷっくり感です。《ベイビーハーフ》陶山本 将之
お問い合わせをいただきましたので、ここで作家紹介を行います!今回、リターンの案内画像には本会会員の作品を掲載しています。掲載画像の作家は、鈴木紹陶武さんです!第53回展ではライオンをテーマにした作品を制作しています。是非会場で実際の作品をご覧ください!
今年も東京都美術館にたくさんの彫刻作品が集まっています!4月7日・8日に作品搬入が行われ、このあと審査を行い、18日から展覧会が始まります。子どもたちの意欲作も同会場に並びます。おたのしみに!