作家紹介の第3回は、堀内有子さんです!触れる鑑賞教室でも人気だったこの作品のタイトルは《つむじかぜ》。風を受けたコートはふんわりと、それをとめるボタンはぷっくりと、メリハリがありつつ愛らしく、思わず触りたくなるような形が特徴です。触れる鑑賞教室では、盲学校・視覚特別支援学校の事前事後学習向けに解説文を作っています。この作品では、そのイメージとして下記のような文章が記されました。ーーーーーつむじかぜ堀内 有子(ホリウチ アリコ)テラコッタ130×55×40くるくると木の葉を舞い上げるつむじかぜの真ん中に入ってしまうと、目を開けてはいられない。後ろから風を当てられると、コートは背中に張りつき、前へと大きく膨らむ。雲も巻き上げられる。「なんだかその場のステージの主役になったような、ちょっと嬉しい、ちょっと楽しい気分ものせて」という作者の言葉は、日常を楽しむ自身の姿も表している。ーーーーー解説文は点字版と、大きめの文字で印刷された墨字版との2種類を製作しています。子どもだけでは無く、視覚に障がいのある大人の方々にも実は人気の解説文。クラウドファンディングによるご支援は、こうしたものの準備にも使わせていただいております。改めて、皆さまからのご支援に感謝申し上げます!