2024/03/26 21:00
予想以上に冬は長く、天皇陛下も首相も知事もここまでは訪問されません。奥能登までははるか遠く、今年は春もまだです。
昨年9月アトリエでの祭りの訪問が夢のようです。初めて見たキリコの大きさ、細部にわたる彫刻や、ピカピカの漆。漆の前で写真を撮る私たちの顔が鏡のようです。そして金箔や立派な絵師の絵。太鼓や美し祭りの衣装。漁師たちの一年の無事を祈る祭りは漁師たちの情熱そのもの。「祭」は神事であり、そこから本来の伝統芸術が生まれるのだと体感しました。能登半島に広がるこの「キリコ祭」。これがなくては町は復興できないと、私たちはぜひこの祭りを守る漁師たちにエールを送りたいと立ち上がりました。