先日、蟹谷さんは漁に出たときにロープが目に当たり、角膜を傷つけた。角膜剥離を起こし、失明寸前で手術。未だ片目のが癒えないところに持ってきて、珠洲市も42センチの積雪を記録。連夜、道路に積もった雪を片目にもかかわらず蟹谷さんは出動する。震災から一貫して、あくまでも地域のために働く蟹谷さんには頭が下がる。どうぞ事故を起こさないよう無事でいてくれるのを祈るばかりです。今回の豪雨では地震で倒壊を免れた家も積雪で崩れたり、まだ震災の後遺症は続いている。仮設住宅前の積雪
![thumbnail](https://static.camp-fire.jp/uploads/project_activity/image/659663/IMG_1170.jpeg?ixlib=rails-2.1.4&fit=max&auto=format)
2025年あの能登地震からちょうど一年。やむを得ず故郷から離れた人たちに、鐘の音を届けたいと。蟹谷宏樹さんが提案し、重機で鐘を吊り、皆んなでならした。NHKのゆく年くる年で放映予定だったが、残念ながら、放映されず、夜中の3時半位放映されたらしい。私は被災地の現状、叫びを是非年明けすぐ、全国版で放映してほしかった。その日、蟹谷さんはインフルエンザで39℃の熱の中、皆さんに鐘を届けるため、出かけたのだと言う。一月の日本海側の冬は海も荒れて、なかなか漁もままならない。穏やかになる春が待ち遠しい。今は能登の復興に向け、蟹谷さんは釣り針ではなく、重機で廃材を巧みに吊り上げ、町の復興に尽くしている。いつも変わらぬ姿勢で働いている姿に、どうにか船の申請がうまくいってくれと祈るばかりだ。
今年の元旦、初詣客で賑わっていた須須神社。この地域に突然の震災が訪れた。家も船も失った漁師蟹谷博樹さん(須須神社総代)、自分のことも顧みず、重機で畳を吊って道路を作り、初詣客を家に戻した。そんな姿をテレビで見て、かねてからキリコ祭りの復興を応援していた私たちは、この人なら街を明るく復興できると思い、クラファンすることに決めた。まだ船は戻らない、町の復興もまだまだ。しかし、一年間蟹谷さんにはこのクラファンが大きな励みになったのではないかと感じている。 遅々として進まない復興の中、蟹谷さんは常に町のために働き、漁に出られない代わりに、倒れた家の廃材や、流木の片づけ等。「釣る」ことにかけては一流の蟹谷さん一年本当に頑張りました。輪島の塗師屋さん大家さんもその姿を見て、「かっこよかったよ」と感動していました。そしてついに年の瀬。須須神社の鐘を重機で吊っていると写真が舞い込みました。なんと除夜に鳴らす鐘まで釣って(吊って)いたのです。そして明日NHKの「ゆく年くる年」で放送12月31日 23:51~「ゆく年」須須神社2分30秒1月1日 0:09~ 「くる年」須須神社1分30秒漁師蟹谷博樹に吊られた除夜の鐘が登場します。★キリコの灯りも灯されます。是非皆様ご覧になり復興をご一緒に祈っていただければ幸いです新しい吉祥丸早く戻ってきますように!皆様どうぞよいお年をお迎えください。そして来年もどうぞ見守りつづけ、力を送ってていただければ幸いです。
冬だった震災が、夏を越えて、もはや秋の空になってしまいました。先日仮設の炊き出しに、軽井沢の緑友食堂さんと一緒に、珠洲の仮設にお邪魔しました。高齢の方も多く、籠っている方には「お配り隊」が、安否確認と同時に炊き出しを配ることになっているそうです。東北震災の時の仮設が設置されていて、10月というのに結構蒸し暑い印象でした。船はもうすぐ申請が下りるということでしたが、今度は購入す予定の船が売れてしまって、どうにもちぐはぐで、うまくいきません。そこへもってきて豪雨災害です。一時断水もして大変でしたが、今は正常に戻っています。度重なる災害に見舞われていますが、現地の方は淡々と過ごしておられるように見受けます。しかし、とにかく心が折れることばかり。早く光が見られる日が来ますよう祈る気持ちです。これからも応援よろしくお願いいたします。