私が運営する子ども食堂では、地域の子ども・若者やアクティブシニアの方々がボランティアで調理を担っています。
調理経験が全くない子もいますし、自分の来れる時間にだけお手伝いに来てくださる方がほとんどなので、調理工程は可能な限りシンプルにしています。
「野菜を1cmに切ってください」「生地を6等分にして鉄板に乗せてください」が苦手な子もいるので、メモリ入りのまな板を使ったり、ボウルの大きさを統一したりと、誰でも参加できるように様々な工夫を取り入れています。
一人一人にできることの可能性を信じて、子どもや高齢者でも作業しやすい調理工程を考え、改良を加えながら、常に進化し続ける子ども食堂でもあります。
この「カンパラ焼き」も可能な限り、手順はシンプルにしています。ウガンダの皆さんにとったら異国の料理なので、簡単に作れるものでないと途中で断念してしまうかもしれません。また、学校に通ったことのない子ども、調理経験のない若者が調理をするかもしれません。
あらゆる可能性を想定して、現地の人たちが簡単に作れるように「シンプル」でかつ「美味しい」ローカルフードになるよう改良を重ねています。
いつもの子ども食堂での経験を、そのままウガンダでも活かす。
私にとってはこれも「シンプル」な支援の方法かもしれません。