プロジェクトが開始してから1ヶ月以上が経ちました。多くの方にご支援いただき、また温かいお言葉をいただき感謝しております。そして今なお興味を持って見ていただけたり本プロジェクトを拡散していただき痛み入ります。
今日は活動報告とは少し趣旨がズレますが吐き出す場がなくここに記させていただきます。
本日、ご自宅とお店のある方の所へ伺いました。旦那様の月命日です。被災後、ご自宅が被害にあわれたのでご自宅から旦那様の御骨や法名をお店の方に避難させ生活されています。お仏壇も自宅に残されたままなので月参りもできません。本山からいただいた三つ折本尊(携帯簡易本尊)を差し上げました。被災見舞いの品で本山が正式に認めている御本尊だということをお伝えしたら喜ばれており私も共に嬉しくなりました。ひとつひとつご門徒の皆さんに寄り添って問題を解決していく所存です。三つ折本尊はお手次ぎのお寺や能登教務所にお問合せいただければ支給されますので是非ご利用ください。
ですが、被災されているご門徒さんに多く見られるのは焦燥感です。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃという思いで被災後ずっと追われ続けている状態です。とても辛い状況です。私自身もそうでしたがとても精神が持ちません。ですのであれもやらなきゃじゃなくてあれもやりたいって思いましょうとお伝えしています。やらなきゃと思うとできなかった時その現実が重くのしかかります。辛すぎます。そんな辛い思いをして欲しくないので私は今日もご門徒さんの言葉に耳を傾けます。若輩者の私では聞くことしか出来ませんが少しでもお役に立てるよう努めております。
私では力不足な点も多々あります。ここを読んでいただけている方がどれぐらいいるかは分かりませんが皆さんのお力が必要です。是非被災地域にお知り合いや親戚がおられる方は一度様子を伺っていただければなと思います。親しい方からの言葉が何より響くと思います。
お身体のケアから心のケアのフェーズに入っていると思います。当寺もそうですがもがき苦しんでおられる方が沢山おられます。
どうか能登に皆さんのお力をお貸しください。
合掌