
震災から1年以上が経ち、市内は活発に道路の修復、家屋の解体、建築が進んでおります。ボランティアで奥能登へ行く度、1年経ってもまだまだ復興には程遠い事を痛感させられます。先日、真宗大谷派(東本願寺)共済の最終判定の結果が出ました。その後、本山(東本願寺)組織部の方に当寺の思いと質問をなげかけ回答をいただきましたのでここにご報告します。結果は本堂を全て失ったにも関わらず損傷は70〜75%で全壊の判定とはなりませんでした。当寺が行った寺族や近隣住民の方の人命を優先しての解体は寺院の自己責任であり、査定には全く関係の無い事である。これが本山(東本願寺)組織部の見解でした。専門家の意見を元に二次被害防止のため断腸の思いで解体を進めたので落胆しております。残念な結果ではありますが受入れていくしかなく、本堂再建は決して諦めてはいません。これまで沢山の方々からいただいた温かい言葉、励ましの言葉、ご支援の数々。クラウドファンディングによってこれまでご縁のなかった方々からのご支援。現在実施中の指定寄附金制度によるご支援。それら全てが願正寺と門徒衆の活力となり再建への強い意志となっています。再建へはまだまだ時間が必要となりそうですが確実に一歩ずつ前へ進んでおりますので温かく見守っていただけると幸いです。指定寄附金制度は令和9年10月まで実施しております。思うようにご理解がいただけず苦戦しております。企業様にとっては節税にもなる制度ですので是非ともご活用、情報拡散よろしくお願いいたします。詳細は当寺X(旧Twitter)をご確認ください。https://x.com/ganshojinanao合掌願正寺第二十四世住職