おはようございます。
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昨日は、千葉県神崎市にある自然酒の酒蔵・寺田本家さんのお祭りへ行ってきました。
5年ぶりの開催だそうです!
もんのすごいたくさんの人で賑わっていました◎
寺田本家さんは、今ではほとんどの酒蔵が辞めてしまった、
微生物の発酵の力だけでお酒を醸している、貴重な酒蔵さんなのです。
振り返ってみれば、私がまだまだ菌とか発酵とか全然興味がなっかたころ、
10年くらい前だったと思うけど
お祭りではない普通の日に、お酒や酒粕を買いに行って、
優さんにお話を伺っていたら酒蔵を見せていただく流れになりました。
(多分今は予約制で見学できる時があるはず)
大きな樽に入ったお酒を見せてくださいました。
菌や微生物の力を知っている人のお話と生き様は
感動と気づきでいっぱいでした。
おおらかで明るくて楽しくて
どんな菌も人もウェルカムな
寺田本家の酒蔵に住み着く麹菌たちの力は、
私の手のひらの小さな菌ぐらいで
どうにかなるような薄っぺらいものではなかったのです。
この世界には、多種多様の菌や微生物がいて
お互いに助け合ったり競い合ったり譲り合ったりして
みんなで生きている。
だからこそ強く美味しく楽しくなる。
お酒も味噌も納豆もパンも
私たちの腸内細菌たちも
手のひらの常在菌も雑菌も
みんなそう。
家族や地域や学校や会社や国や地球や宇宙の中にも
いろんな考え方、いろんな生き方の人がいて、
だからこそ人生が豊かになる。
無菌状態の中で自分だけ生き残ろうとする最近の人間のやり方は
宇宙の法則に反しているのだな。
そして小さくても生きている微生物たちに
喜びや悲しみの波動が伝わる。
その微生物たちと接する時、
どんな気持ちでいるかが、とても重要。
発酵は、人と微生物たちの共同創造。
人は喜び感謝し祝福することができるから。
腸内環境を整えることから
世界平和は始まるのですね。
酒造業界にも
寺田本家のように昔ながらの製法で手間暇をかけて醸しているところや、
大量に安くつくる製法に移行したところ(現代ではこっちがほとんど)
いろいろあるように
藍染め業界にも同じようなことがあるわけです。
どれもその時代その時代を生き抜くために考えだされた
人間の知恵なのだと思います。
ただ、自分は何が心地よいのか、
何を大切に生きていきたいのか。
そこに着目した時に、
もし選ぶ余裕を与えていただけるのならば
私は、時間がかかっても、手間がかかっても
正藍染めをやりたいと思う。
10年前の寺田本家さんとの出会いは
その想いの元にもなっているなぁと
なんじゃもんじゃの大樹の下で
ありがたいなと思うのでした。