竹野も春めいて来まして、桜も五分七分咲きです。
お隣の城崎温泉の桜は、川沿いに咲く姿が見事で、
浴衣姿で温泉&桜をそぞろ歩きと、多くの外国人観光客が楽しんでます。
そんな城崎温泉の竹野寄りにあるアーティストinレジデンス施設が、
KIAC=城崎KINOSAKI国際INTERNATIONALアートARTセンターCENTER、です。
2022年から『コミュニティプログラム』と称して、
地域に密着した創作活動を支援していて、
太田奈緒美さんは『万年青』を繙き、
竹野の人々と暮らしを可視化する作品を制作中。
竹野の歴史を掘り下げる作業から得た知見が、
『100歳ピアノ』の歩んできた軌跡と結びつき、
【竹野の風土への愛のひとつの大きな象徴】
という言葉に落ちたのだと思います。
公式アーティストの方々の視点にも
近しいものを感じましたが、
『100歳ピアノ』を次世代に残そう…という動きは、
忘れていた何かを取り戻す作業なのかもしれません。
太田さん、様々な気付きのYELL、本当にありがとうございます!
プロジェクトメンバー一同、しかと受け止め、邁進いたします!
昨年10月22日におこなわれた、『ふれあい芸能まつり』のようす。
太田奈緖美(おおた なおみ)/美術作家
メルボルンを拠点に国内外で舞踏、ダンス、演劇など分野を横断して作品創作を行ってきた美術作家。現在神戸在住。丁寧なリサーチをベースとしたプロジェクトや海外とのコラボレーションなどを手掛ける。自然や情緒的風景、遠い記憶から導き出される作品は、繊細なディティールから空間インスタレーションまで幅広い。京都市立芸術大学大学院・オーストラリアRMIT大学PhD修了。