2018/07/31 00:35
今年3月20日に、日本遺産になった井波の町を南部さんにご案内頂きました。
「木彫の「サイン」に可能性を感じている。この町の看板を井波彫刻で彫って、訪れる国内外の観光客の方々がそれを観て木彫彫刻を知る。そんな”サンプルの町”にしたい。」
至る所に木彫りの彫刻があるこの町は、どことなく木の香りと木の温かさを感じました。
南部さんがお店に入る度に、お店の方々と笑顔で挨拶を交わして対話していました。
少し大げさかもしれませんが、南部さんはこの町の長男坊のような気がしました。
この町のご案内の中で、私が確信したことはもう1つ。
木彫彫刻の裏には、「建築思考」があるということ。
大きな完成を具体的にイメージし、その具体化のための小さなことを立体的に積み重ねる。
その小さな積み重ねと想像の集大成が、彫刻作品をつくる。