こんにちは、藍子です。
たくさんの方にご支援いただき、予想以上の支援の輪の広がりに驚いております。
本当にありがとうございます。
私の拙いラジオのお話を聴いて、ご支援してくださった方もいました。
たくさんの温かい応援メッセージも、家族で拝見し、すごく励みになっています。
復興の未来、見通しがつきづらい現在地におりますが、
たくさんの方に応援いただいて目の光を失わず、少しずつ前に進めています。
ここ数日、日々の余震で傾きが増していた御神木を2本、切っていただいていました。
ご対応いただいた薬師さんは能登町で特殊伐採をする方で、
傾いた15階建ビルのような高さの杉に、縄やチェーンソーなどシンプルな装備で登ります。
空に近い場所で仕事をするので、「空師(そらし)」と呼ばれるそうです。
命懸けの考えられない神業です。そして75歳で現役です。
私はこの方を崇めたい気持ちになります。
伐採のプロたちによると、御神木は近年植えられている杉と品種が違うそうで、
年輪が黒っぽく、密度が高い「二百年杉」という貴重なもののようです。
二百年杉は江戸時代に生を受けた超高齢杉のことで、
近年植えられた杉と品質が遥かに違い、良いものなのだそうです。
左から二百年杉、百年杉、六十年杉
木目の密度と色が、全く違うのが分かります。
今回の震災で神社の修繕の材に使い、また飲み物や御守りにするということは、
本当に類い稀なる機会であると確信しました。
この二百年杉のDNAを受け継いでいくため、
苗木を作り、植樹をして繋いでいきたいと思っています。
引き続き、応援よろしくお願いいたします!