【御礼とネクストゴールについて】
パトロンの皆さまのおかげで目標金額の120万円を達成いたしました!
本当に本当にありがとうございます!!!
ネクストゴールは135万円です!
内訳はこちら
どうか最後までよろしくお願いいたします。
プロジェクト本文
”声”よ届け!泣き”声”を笑い”声”に!
~不平等な世界へ。小さな小さな悪あがき~
VOICE Project ーNO BORDERSー
初めまして。Fighting with the poor 24か月プログラム2017年度2月チームの山田と辻と申します。
【写真左が辻、写真右が山田】
私たちは現在、貧困や教育学(教授法)等を学ぶ、2年間のプログラムに参加をしています。
2017年度の1年目はデンマークのフリースクールでアシスタントティーチャーとして勤務し、
2018年度は2月から8か月間アフリカのマラウイの教員養成カレッジでインストラクターとして勤務しています。
(詳しい個人プロフィールはこちらをご覧ください。)
【学校行事である旅行。生徒へスキーを教えている様子ーデンマークでのフリースクール勤務時代】
▼これまでの活動
1年間デンマークのフリースクールでの生活で私たちが目にしたのは社会的貧困でした。
デンマークではそんな社会的に排除される立ち位置に陥った生徒や難民、ホームレス支援などの活動を主に行いました。
【ホームレス支援の時の写真】
現在、滞在先のアフリカ、マラウィではTTC(Teacher’s Training College)でインストラクターとして勤務おり、授業サポートやコミュニティ活動などに従事しています。
【写真:Youth clubでの性教育風景。ディスカッションの様子】
▼プロジェクトのきっかけ
現在私たちはマラウイの教員養成のカレッジでインストラクターとして働いていています。
私たちの生徒は卒業後に農村地域の小学校の先生として働きます。
マラウイは人口の半分以上が貧困ライン以下で生活をしており、アフリカの中で最貧国であると言われています。
実際にマラウイに住んで、働いて、生徒や子供たち、コミュニティと関わるにつれ、その事実を痛感しています。
ここに来て私たちが感じたことは「彼らは“今”を生きているということ」です。
明日のことを考える金銭的な余裕がない人がほとんどだということで、
彼らは“今日”を考えて生きているのです。
一方で私たち日本人はどうでしょうか。
「明日の洋服は何を着ていこうかな?」
「今週金曜の飲み会楽しみだな。」
「来月は海外旅行に行くんだ。」
「将来は看護師になりたい。」
私たちは 未来のこと、明日のこと、将来のことを考える余裕があります。
私たちは未来のこと、明日のこと、将来のことを考える余裕があります。
そんな私たちが恵まれていることは紛れもなく事実です。
現地の農村地区でのヒアリング調査では、経済的理由で学校に行けない小学生、中学生の子たちが多く存在していることも知りました。
【写真:ヒアリング調査の様子】
日本では中学までは義務教育として当たり前に誰でも受けることができる教育。
そして公立の学校なら高校までは無料。
マラウィでも小学校は無料(テスト代や雑費は発生します)ですが、
経済的理由のため、学校に行かず働かざる得ない子どもたちが数多くいるのです、
さらに、マラウィでは子どもも、大人も当たり前のように物乞いをしてきます。
彼らは物とお金を白人やアジア人から与えられることに慣れきってしまっているのです。
それは彼らが悪いのではなく、お金をばらまいている外国の国際援助機関や外国人がそういった環境を作ってしまったのだと思います。
「私たちが出来ることって何だろう。」
そんな環境の中、自問自答する日が続きました。
私たちは一方通行な与えるだけの援助をしようと思いませんでした。
それはモノやお金を与える援助は一時的な措置でしかないからです。
そしてたどり着いたのが、雇用機会を作り出すということでした。
【写真:コミュニティでの交流活動】
そこで私たちは2つのプロジェクトを考えました。
“モリンガプロジェクト”と“チテンジプロジェクト”です。
“モリンガプロジェクトーCHAMWAMBA-“
“モリンガプロジェクト”は生徒の学費をサポートするのが目的です。
【写真:モリンガを採取している様子】
私たちの赴任地である学校にはモリンガがありますが、私が赴任する前は生徒の誰一人としてモリンガの魅力について知りませんでした。
マラウイ人のほとんどの人が、モリンガがどんな病気に効くのか、どれだけ栄養価が高いのか知らなかったのです。
まさしく宝の持ち腐れです。
そこで私たちはモリンガをコミュニティに広める活動に携わることにしました。
【写真:生徒と発足したワイルドライフクラブ。モリンガを植える活動の様子】
モリンガプロジェクトでは私の学校の生徒を中心にモリンガの葉を乾燥・粉末化させ、それを日本で販売をし、
その売り上げを学費が払えない生徒たちへの奨学金に充てる予定です。
多くの生徒たちがモリンガの粉末方法を知りませんが、同時に、
このプロジェクトを通して生徒もモリンガの価値と使用方法を知り、
就職後の学校で受け持つ生徒たちにモリンガを与えることが出来ます。
マラウイの多くの子供たちは十分な食事を得ることが出来ず、栄養失調に陥っています。
彼らがこれから身に着ける知識は彼らの未来の生徒たちの命を救うと言っても過言ではありません。
日本でのモリンガの認知度は低いですが、知っている人は知っている、とても栄養価の高い木です。
高血圧、マラリア熱、風邪予防、頭痛、コレラなど、300種類以上もの病気の治療と予防に効果があると言われています。
日本では現在沖縄など南の地域で栽培がされていますが、まだまだ認知度は低いです。
日本でのモリンガの認知度を上げる事も私たちは目的としています。
“チテンジプロジェクトーHOPE―”
チテンジェプロジェクトは貧困層の収入を上げることが目的です。
【チテンジェの写真】
マラウィにはたくさんのテイラーがいます。
私、辻の住む地区には難民キャンプがあります。
子ども6人を育てながらテイラー職で家族を養う難民の女性
忙しくしていた方が嫌な思い出を忘れることができるからと学業の合間でテイラー業を行う16歳の
難民の男の子
マラウィ人だけでなく他のアフリカ諸国の難民のテイラー達とも、このコミュニティで出会いました。
また、私たちのカレッジは貧困層の女性を対象に4か月間のテイラー育成プログラムを低価格で提供しています。
このテイラー育成プログラムのアイディアはとても素晴らしいと思います。
ただ、終了後に職がない事が課題です。
職が無いと、特に女性に対してどんな事が起こるか。
手っ取り早くお金が手に入る売春に走る女の子たちがとても多いんです。
エイズやHIV感染率の高いマラウィ。
また、売春の1回あたりの値段もとても低い現状があります。
そんな彼女たちの本音は
「体を売る必要がないのならしたくない。」
でも、彼女たちの目の前には技術を身に着けても、職がない。
そんな現実が立ちはだかっているのです。
そこで、マーケットをマラウィ外に広げることによって貧困層を中心に職を作り出すことができないかと考えています。
労働力を搾取する形ではなく相互がwin-win関係となるプロジェクトを目標としています。
▼このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトを通して実現したいことは二つあります。
一つ目は、モリンガプロジェクトとチテンジプロジェクトの本格始動です。
どちらのプロジェクトも、最終的には日本やアジアに輸送して販売をするため、
輸送費と試作品の作成、チテンジ代など、初期投資が必要です。
現在の試作品は私たちの実費で作成をしています。
現在所属している団体からのお給料は生活最低限度しかもらっていません。
そのため、クラウドファンディングで集まったお金は各プロジェクト発展させるために使用致します。
【写真:プログラムインストラクターの指導、補正の元
難民のテイラーの作った作品。minneで4/30より販売開始。ギャラリーはこちらから】
そして二つ目は、デンマークとマラウイでの貧困、国際協力、学校教育、グローバル人材、
英語などに関する情報を日本にいる皆さんと共有すること。
すでにブログで情報発信は行っていますが、ジャーナル期間は実際に日本各地を回って
プレゼンテーションやワークショップを行いたいと考えています。
【写真:昨年11月に実施したワークショップ ”Living as a Global Community”】
常にインターネット上で手に入る情報はすべてが正しいとは言い切れません。
都合の悪い情報はどんどん消されて、社会には出て行きません。
マラウィ人のコミュニティで生活して3か月ですが、インターネット上では見る事のできない現状を目の当たりにすることが度々あります。
デンマークでの活動時もそれは同じでした。
そこで、マラウイでの活動が終わり次第、日本のコミュニティセンターや学校を中心に回り、
子供から大人までリアルな情報を「声」として実際にお届けできたらと思っております。
▼資金の使い道
モリンガプロジェクト
-スーパーバイザー料(農業専門の先生に指揮を取ってもらうため)
-プロジェクト参加学生への学費
-輸送費
-プロジェクト関連費
チテンジェプロジェクト
-スーパーバイザー料(テイラーの専門職の先生に指揮を取ってもらうため)
-人件費(プログラム修了者を中心に)
-チテンジェ,布,材料費
-ミシン、教室使用代
-輸送費
-プロジェクト関連費
ジャーナル費(ジャーナル期間 10/5~12/22予定)
-日本国内の交通費、宿泊費
-その他必要経費
▼リターンについて
¥3500
お礼の手紙+ポストカード3枚
¥5500
お礼の手紙+ポストカード3枚+コースター2枚
【写真:ポストカード(参考)】
¥7500 A プラン
お礼の手紙+選べる小物1点
¥7500 Bプラン
お礼の手紙+選べるチテンジェ2枚
¥15000 Aプラン
お礼の手紙+選べる小物2点
¥15000 Bプラン
お礼の手紙+オーダーメイドアイテム1点
¥50000
お礼の手紙+お茶セット(モリンガティー&ハイビスカスティー)
OR
※マラウイアンダーグラウンド on Skype
¥100000
お礼の手紙+お茶セット(モリンガティー&ハイビスカスティー)
+オーダーメイドアイテム
OR
マラウイアンダーグラウンド on Skype
※マラウィアンダーグラウンド
難民キャンプの裏話、マラウィの売春の現状、一夫多妻制のあるあるなど
スカイプで1時間ほどで辻が対応します。
デンマークのフリースクールでの教育や、異文化コミュニケーションなど、
他にもご希望のトピックがあれば変更可能です。
【写真:チテンジェの柄(参考)】
★プログラムのスケジュールの都合上、発送は10月以降になります。
大変申し訳ございません。
また、リターンに関してのリクエストなどがございましたらお気軽にお問い合わせください。
▼最後に
職がないために売春行為に走ってしまう女の子達。
両親の収入が少ないため、学校に行かずに働く羽目になってしまう子ども達。
経済的理由でせっかく入った大学を辞めざる得なくなった生徒達。
私たちの周囲では当たり前の様にそんなことが起こっています。
この二つのプロジェクトを通して、私たちが実現したいこと。
それは
一人でも多くの技術を持った女の子が売春という道を選ばなくてもいいように
一人でも多くの子どもたちが学校に行けるように
一人でも多くの生徒たちがせっかく入った大学を「辞める」という選択肢をとらなくてもいいように
職の存在によって貧困からの逃げ道を作り出すという事です。
それが私たちがプロジェクトを通して実現したい事です。
【写真:大学運営のプレスクールの生徒達】
また、ジャーナル期間に関してですが、予算や地理的にヨーロッパにいるという事を考えると
ヨーロッパの国々を回ってジャーナルをするという選択肢もありました。
しかし、私たちの快適な生活は誰かの犠牲によって成り立っている事実を
デンマークとマラウィの生活で嫌というほど直面してきました。
世界のどこかには学校に行きたくても行けない子どもたちがいます。
世界のどこかには病院に行きたくても行けない人たちがいます。
世界のどこかには食事を食べたくても食べることができない人たちがいます。
世界のどこかには明日を生きたくても生きられない人たちがいます。
一方で、私たちは
日本の教育システム、両親の教育への投資のおかげで大学まで行く事が出来ました。
風邪を引いたら病院に行き、治療して病気を治す事が出来ました。
お腹いっぱいになったら、食事を残す事ができます。
明日、5年後、10年後その先に夢を膨らませ、未来を想像する事ができます。
そんな環境の日本は“教育=投資”という考えがしっかりと根付いています。
私たち、投資してもらった側が“教育=投資”の公式を忘れてはいけない気がします。
「国や市の税金を使って教育投資をしていただいた分、私たちは共育という形で地元や社会に還元していきたい。」
それが私たちにできる事であり、また、私たちの故郷である日本を最終期間であるジャーナル活動の地に選んだ理由です。
日本の方たちにもメディアでは見ることのできないデンマークとマラウイの側面を知ってほしい。
そんな気持ちで活動を行っています。
帰国中の活動ではデンマークやマラウイでの生活を通しての経験や知識等を皆さんと共有できたらと思っていますし、皆さんの見ている世界も共有していただけたらと思います。
世界は不平等です。
不平等なのが世界です。
世界が不平等で合っても、人の温かさだけは国籍関係なく、変わらない。
私たちはそう信じています。
ご支援いただいた分は精一杯、お返し致します。
長文であるのにも関わらず、最後までお読みいただきありがとうございました。
どうかよろしくお願いいたします。
24ヵ月プログラム Fighting with the poor
2017年度2月スタートチーム
Development Instructor
山田・辻
最新の活動報告
もっと見る目標金額達成のお礼とネクストゴールについて
2018/07/03 15:46 パトロンの皆さまや拡散していただきました皆様のおかげで目標金額である120万円に達成いたしました。御礼の記事がおそくなってしまい、大変申し訳ございませんでした。本当に本当にありがとうございます。社会人国際協力サークルkuraku様(Twitterはこちら)と共によこはま国際フェスタ(10/6~8開催)に出店致します。プロジェクトで作成した小物はもちろんですが、スタイリストさんをお呼びしてアフリカ布のコラボイベントも企画中です。つきましては、残り2週間切りましたが、ネクストゴールを135万円に設定いたしました。 追加分の内訳・出展料・スタイリストさんへの謝礼・スタッフ交通費・キャンプファイアー手数料残り2週間を切ってますが最後まで温かく見守っていただけますと幸いです。どうぞ、よろしくお願いいたしますDevelopment Instructor山田絢絵、辻望実 もっと見る
“汗を流さずには甘いものはもらえない”ーAgather Limbeの想い(プロジェクト対象者の声)
2018/06/26 17:22 私、Agather Limbe は、1991年の10月15日にマラウイの旧都市であるZombaに生まれました。私には4人姉妹と弟がいます。 父は既に定年を迎えましたが以前は教師として働いていました。現在は農業を母と共に自宅で営んでいます。生活費のほとんどを農業で賄っているため、とても裕福とは言えない環境で私は育ちました。 私の学歴も、学習道具が十分ではなかったため、良いものではありません。 両親は私たち兄弟を学校に送るため農業に力を入れていましたが、農業だけで私たち全員分の学費を用意することはとても難しい環境にありました。 父の兄弟が私たちの学費をサポートしてくれてはいましたが、それでも足りず、中学4年に上がるための試験費用を支払うことが出来なかったため、私はもう一度中学3年生の授業を受けなくてはなりませんでした。その一年間は私にとって、無駄となった時間でした。 中学卒業時に受けた試験結果は私が期待していた結果には届かなかったため、私は中学4年生の学年をもう一年受けることにしました。 その翌年に受けた結果は予想以上によかったため、私は中学校を2012年に卒業することができました。 当時ラジオや新聞から学費が高くない大学を探し、入学志望書を提出したものの、選ばれることはなく、その後5年間大学に行くことが出来ずにいました。 マラウイには沢山の大学がありますが、どの学校も学費が高く、両親にはとても払えるものではありませんでした。 昨年、2017年にDAPP Teacher training college(現在私が通っている教員養成学校)が女生徒の募集を行っているということを知り、応募をしました。 “1学期(3カ月)当たりの学費、K120,000(約1万7千円)をどうやって払うか” 面接を受けている間、私は常に学費に対して自問自答をせざる得ませんでした。 合格通知が届いた後も、ずっと学費の事が頭から離れませんでした。 入学を取り消すべきかと考えたこともありました。 考え、悩んでいる間も時は経ち、2018年の2月6日に学校がついに始まりました。 両親がなんとか3カ月分の学費を用意してくれたため、無事に入学をし、授業を受けることが出来ました。 しかし、一学期が終了する前に、学校側から2学期分の学費を支払うように言われました。 支払うことが出来なかった学校にいることができず、1週間ほど自宅戻り、学費を集めなければなりませんでした。 何とか半分の金額を集め私は学校に戻り、残りの半分は3カ月後に必ず払う約束を学校側としました。 その時、私は初めてAyaeに自分の状況を説明しました。 “プロジェクトのために働いてくれるのなら、学費をサポートできるかもしれない” と彼女は言ってくれました。 Ayaeが私に求めている事を記載する前に、皆さんに知っていただきたい事があります。 それは、彼女が学校で行った授業についてです。 彼女は“モリンガ(命の木)”について私たちに教えてくれました。 モリンガが命の木と呼ばれているのは、モリンガには喘息、マラリア熱、糖尿病、高血圧など多くの病気を治癒する効能があるからです。 Ayaeは、協働しているNozomi(Dowaの教員養成大学勤務)と共にモリンガを日本で販売することを考えていました。 私の状況を知ったAyaeが、もし私がモリンガを乾燥、粉末化させたものを用意すれば学費をサポートしてくれると持ち掛けてくれたのです。 当初、Ayaeは “私は無償でお金を渡すということはしたくないけど、それでもいいの?” と確認をしてきました。 彼女は私がこの提案に対して不快だと思ったのでしょう。 だから私は彼女に伝えました。 “汗を流さずには甘いものはもらえない” と。 もしこの辛い状況を変えたいのなら、 誰かに助けてもらうのを待つのではなく、人一倍働くしかないのだと私は思います。 以上が、私が現在直面している困難であり、挑戦でもあります。 どうか、上記の内容が皆様からサポートを受ける十分な理由でありますように。 もっと見る
モリンガの3つの魅力
2018/05/29 16:16パトロンの皆さま、ご支援いただき、ありがとうございます。Development Instructorの山田です。今回はリターンにもなっているモリンガについて書いていきます。“モリンガ”ってみなさんはご存知ですか? 私は正直、デンマークに来て貧困やアフリカについての勉強をするまでは全く知りませんでした。知ったのは約一年前。 でも実はこのモリンガ、知る人ぞ知る素晴らしい木なんです。 日本でも少しずつ注目度は高まりつつあり、モリンガ茶はすでに販売をされています。 モリンガの魅力その1 “栄養価がとても高い” ミネラル、ビタミン、アミノ酸、プロテイン、カルシウム、ポタシウム、鉄…等々が含まれていて、さらに含量も多いのです。 例えば、牛乳の4倍のカルシウム、ニンジンの4倍のビタミンがモリンガの葉には含まれています。 モリンガは葉、茎、花、種、根のすべてに栄養がある、スーパーフードです。 【写真:モリンガの葉と花】 日本では栄養失調に陥る人は少ないですが、アフリカでは“よくあること”です。 最貧国の一つと言われているマラウイも例外ではなく、栄養失調に陥る人は多いのが現実です。そのため、自生しているモリンガは貴重な栄養源の一つです。 *しかし、ここで問題なのはモリンガの魅力と効能について知っている人が少ないということ。 今年の二月に入学した私の生徒は誰一人としてモリンガの魅力を知りませんでした。 【写真:モリンガで何が出来るかについて生徒が話し合っている様子】 モリンガの魅力その2 “300種類以上の病気の予防と治療に役立つ”糖尿病、高血圧、関節炎、脳卒中、癌性喘息、不安、貧血、頭痛、二日酔い、アレルギー、皮膚感染症、コレラ、結膜炎、下痢、眼および耳感染、発熱、関節痛、喘息、 咽頭痛、捻挫、大腸炎、水腫、睡眠障害、黄疸、マラリア、泌尿器疾患…等々。 私はマラリア熱の予防と治療のために生徒にモリンガ茶を提供しています。 モリンガの魅力その3 “脳機能をサポート”記憶機能の向上や、精神の健康をサポートする働きがあります。記憶機能の向上の一環としてアルツハイマー病治療の研究にも使われているそうです。 では、どうやってモリンガを摂取するのか。いろんな方法がありますが、一番いいのは“葉っぱを食べること”です。 【写真:モリンガを使った料理の準備風景】 日本ではモリンガの葉がティーバックに入っているものを販売されていますが、それでは葉の成分を抽出しただけなので、葉そのものを食べるよりは栄養価が低くなってしまいます。つまり、葉の成分を抽出しただけのお茶よりは、葉をもしゃもしゃと食べたほうが健康にはいいのです。 が、生の葉だけを食べるのはちょっと味気ないので、、、モリンガの葉を乾燥・粉末化させたものを料理にまぜたり、お茶に入れたりして私は摂取しています。 他にも、モリンガの葉や花をスクランブルエッグにいれたり。とにかく、私の庭には大きなモリンガの木があるので、朝ごはんのスクランブルエッグを作る前に葉っぱを収穫しています^^ ちなみに勿論、無農薬❀ 生徒に対しては、実際に説明をするより、やった方が早い。ということで、赴任先の学校でモリンガの花と葉っぱを使った料理を生徒と一緒に作り、プレゼンテーションを行いました。 【写真:モリンガについて説明をしている様子】 私が赴任する前までは誰も知らなかったモリンガの魅力ですが、生徒は私から得た知識を自分の故郷に持ち帰り、それぞれの方法で行動を起こしています。 *モリンガを自分の庭に植えた子、糖尿病の親戚のために粉末を作った子、等々。 そういったポジティブなフィードバックを生徒たちからもらった時に、“先生”、“インストラクター”として、彼らの未来を少しでも明るい方向にもっていくことが出来たかなと、思いました。Development Instructor山田絢絵 もっと見る
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