ドライブが趣味だ。助手席ではない。特に橋を渡る時は心がときめく。夜景を目の端に収めながら走るレインボーブリッジなんて至福の極みだ。昨夜はレインボーブリッジを走る機会はなかったが、夜の江戸川、荒川、目黒川と車で走り抜ける事が出来、なかなかの1日であったと自宅の駐車場に車をバックで入れながら悦にいった。
川を渡りながら、唇は自然と美空ひばりちゃんの『川の流れのように』を口ずさんでいた。作詞はかの秋元康大先生の名曲である。しかし曖昧にしか歌詞を思い出せない。若干モヤッたので、エンジンを切って暗い車内でググる。
本当は全歌詞を掲載をしたい所だが、JASDAQに見つかったら怒られるのでやめておく。しかし秋元先生、改めて凄いなと思う。只のアイドルオタクの成れの果てではない、もっと評価されてもよいのでは。
引用すらも控えておくが、『何がおこるかわからないのが人生だし、それがいい』『時には足元ぬかるむよ、そしたら乾くの待とうぜ』『季節は巡る、焦らず流れに身をまかせてみ』的な事を自然な言葉で綴ってらっしゃる。当たり前といえば当たり前の事を改めて字面で見るとくるものがあった。
自分を見失わなければ何でもいいのではないか。今何も出来なくてもそれも人生だし、そのうち季節は替わる。何か失敗したと思っても、もっと下流に行った時に、あれは意味のあった事だと思える事もあるかもしれない。
ちなみに家に帰ったら先週入籍したばかりの夫もちょうど帰ってきたばかりの様子で、靴下を脱ぎながら『♪知らずぅ~知らずぅ~両足~水虫~』と川の流れのようにの替え歌を口ずさんでいた事に運命を感じたのはここだけの話だ。