お悔やみシスターズとは私が所属している、心に傷を負ったアラサーからアラフォー女子で結成した女子会だ。今日は定例会という名のサイゼリヤで長々とダベる会で、私にとってはオフィシャルな場なので左手の薬指に高校生の頃自分で買った指輪をしてみた。9000円で実印を作ったら夫から大層怒られた私である。一応実業家となる身、印鑑はケチりたくなかったが金が無いのは分かっている、9000円はギリギリのラインであった。婚約もせずにいきなり流れで入籍した身、今後結婚指輪を貰う事は恐らくなかろう。公式の場に出席の際は当面この指輪でいく。
さて、お悔やみシスターズ。全員心が弱い。鬱傾向がある。AC傾向もある。似た境遇の者同士が当然の様に仲良くなり、身を寄せあうが如く胸の内を語り合う様になった。辛い時は『辛い』とお互い素直に言う。いい事があった時も報告し合う。通常であれば傷を舐め合うだけの関係になりがちな所、我々は強い友情で結ばれ相手を想った声がけをし合い、その結果全員が少しずつ強くなってきた。私が寝たきりだった鬱から立ち上がり、起業を決意するに至った背景には、このお悔やみシスターズの存在が大きい。私のコンセプトに賛同をしてくれ、背中を押してくれた。色々な事が動き出した今も彼女らに意見を仰ぐことは多い。
そんな定例会であるが、今日は『鬱とそのサポート』について話が出た。最終的には当事者の『セルフマネジメント』にかかっていて周囲はそこをどう導くか、というのが私の持論だ。実は数日前に受けた取材のテーマがこれであった。近日中に出る記事も是非読んで頂きたいと宣伝をして本日の項は終わる。