本日は美術家の飯山由貴さんからのメッセージをご紹介します!
メッセージの紹介とともに、私たち百美+は、関東大震災の朝鮮人虐殺事件に触れていることなどを理由に飯山由貴さんの映像作品《In-Mates》を検閲し上映中止とした東京都人権部及び東京都に対し抗議することをここに表明します。
#東京都の歴史修正とレイシズムによる検閲反対
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関東大震災を甚大な自然災害として記憶し、来るべき未来の災害に備えて記憶しようという試みは、地震と「共生」する日本社会ではさまざまな自治体によって取り組まれています。
しかし、地震発生後に東京や横浜、千葉、埼玉、群馬などで起きた朝鮮人虐殺事件は、小池百合子東京都知事をはじめとする政治家の歴史否定、国会での歴史的記録の無視などによって、常に公的な語りの場と機会を脅かされ続けており、国や行政による調査は100年経つにもかかわらず、行われていません。
異なるルーツの人々が「共生」する現在の日本社会では、二度と繰り返してはいけない事件であるにもかかわらず、この事実をいろいろな側面から学び、表現し、語る機会を作ることを、人々が草の根で行わなければいけない状況があります。
虐殺を「災害」という言葉のなかに隠し、忘却するのではなく、人が人に為したこと、「人災」として記憶する。この事実に心を寄せる人々に対して、場と機会を開こうとする本企画の趣旨に心から賛同します。
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