軽井沢キッズケアラボは、長野県軽井沢に毎年約1ヶ月間、活動拠点と滞在拠点を設け、福井の子どもたちだけでなく、全国から医療ケアが必要な子どもたちやその家族が遊びに来てくれる遊び場です。旅行、ではなく「暮らす」ことを目標に、軽井沢という非日常空間でも、丁寧に日常を重ねていくことを大切にしています。子どもたちも家族も医療者も地域の人たちも、つながり、成長していくのを実感します。誰かが誰かをケアしているのではなく、お互いにエンパワメントし合っている姿がそこにはあります。エンパワメントされた人たちは、そのつながりを使って変化していきます。少しずつ、周りが変わっていくのです。
毎日のように軽井沢の中をキッズたちが散歩したり遊びに出掛けます。
お揃いのTシャツを着て、通り慣れた道を歩くキッズたちの姿は、いつしか地元の人々にとってもあたりまえの光景になっていきます。
ある日、おしゃれなカフェのスタッフが声をかけてくれました。
「寄っていきませんか?バギー持ち上げるの手伝いますから」
またある日は、散歩中に出会った地域の方々が「かわいいわねー」と集まってきてくれ
福井から来たキッズを囲んで記念写真を撮ってくれました。
医療ケアが必要だから、特別なサポートが必要な時もあるけど、地域であたりまえに出会いたい。そんな地域をつくるのは、キッズたちでした。
子どもたちが楽しそうに遊んでいる、過ごしている。出会う大人たちを変えていく力が、彼ら彼女らにはあります。
期間中、毎日のように利用するJRの対応も変わっていきます。
毎回車椅子シートの予約はしますが、それ以上のお願いは特にしていません。
ですが、1ヶ月間繰り返し利用するうちに、乗り換えや乗車時のサポートがどんどんスムーズになっていきます。
きっと、軽井沢キッズケアラボを利用するわけではないサポートが必要な方々にとっても便利になっているはずです。
新しい“あたりまえ”は彼ら彼女ら自身が見つけ、創っていく。
それを信じて、支えていきたいと思っています。私たちにとっても心地よい“あたりまえ”ができるはずだから。
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『軽井沢キッズケアラボ』の活動は、画期的すぎるためそれを補う制度やスポンサーはまだありません。運営と情報拡散のための費用は300万円。よりたくさんのKids達に参加してもらい、多くの出会いとチャレンジを生むには皆様の支援が不可欠です。どうぞよろしくお願いいたします!